「ハワイアンジュエリー」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回はそんなハワイアンジュエリーについてご紹介したいと思います。
ハワイアンジュエリーの歴史
その歴史は古く、そしてそのルーツとなったのはイギリス王室とされています。
1861年に夫に先立たれたイギリス王室のヴィクトリア女王は、自身が亡くなる81歳まで喪服を着続けました。
ジュエリーもそれに合わせ「ヴィクトリアン・モーニングジュエリー」と呼ばれる黒いジュエリーを身に着けていました。
当時、イギリス王室と親交の深かったハワイ王朝のリリウオカラニ女王は、そんなヴィクトリア女王の気持ちを思い、金のジュエリーに黒のエナメルで永遠の思い出を意味する「ホオマナオ・マウ」という言葉を刻んだブレスレットを作らせ、愛用しました。
これがハワイアンジュエリーの起源になったとされています。
また、ホノルルのポフカイナ女学校の校長でもあったリリウオカラニ女王は、宮殿での舞踏会や演奏会のプログラム作成に尽力したイギリス人の恩師にも「アロハオエ」という文字を刻んだブレスレットを感謝の気持ちを込めて贈っています。
そのブレスレットを見た女学生たちがこのことを真似たことから人気が高まり、自分の大切な人へ言葉やモチーフを刻んだジュエリーを贈る習慣が生まれました。
モチーフの意味
・プルメリア(ハワイの花)…女性の守り神と言われているプルメリアの花。花言葉は「気品」「親愛」「魅力」等で愛する人への贈り物に最適なモチーフです。
・スクロール(波)…ハワイでは海から幸せが訪れると言われています。寄せては返す永遠に
続く波を象徴しており、ジュエリーを身に着ける二人の関係も永遠に続
きますように、という意味が込められています。
・ホヌ(亀)…ハワイでは海の守り神とされ、危険や災いから身を守ると言われています。
・その他…深い関係やパワフルさを意味する植物の「モンステラ」、幸運や恋愛運アップの
意味があるとされる「ドルフィン」、金運や商売繁盛を意味する「パイナップル」などがあります。
ハワイアンジュエリーの種類
ハワイアンジュエリーにはブレスレット、ペンダント、指輪など様々な種類があります。
婚約や結婚、卒業記念などの贈り物として用いられ、その多くは母から娘へ、そして孫へ
と代々受け継がれるのがハワイにおける伝統です。
また、男性も指輪やペンダントとして身に着けています。
まとめ
いかがですか？一言でハワイアンジュエリーといってもとても奥が深いジュエリーです。
現在はお土産用や観光客向け用に、既製品のハワイアンジュエリーが国外で機械により大
量生産されているものが多く出回っています。
既製品は値段も手頃で、観光用のお店で容易に買うことが出来ますが、やはり職人が1つ
1つ手彫りして作るハワイアンジュエリーとは大いなる差があります。
既製品もいいですが、これからハワイアンジュエリーの購入を検討されている方はぜひオ
ーダーメイドであなたに似合う、特別なハワイアンジュエリーを作られてみてはいかがで
しょうか。