アンティークジュエリーの魅力

今、この世の中には素敵なジュエリーが数多く出回っています。
そんな中でもこのアンティークジュエリーを好んで身に着けている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんなアンティークジュエリーについてご紹介させていただきます。

アンティークジュエリーとは

一般的に製作されてから100年以上を経過したジュエリーのことをアンティークジュエリーと言います。
アンティークジュエリー大国のイギリスでは100年未満でも、1930年代頃までに作られたジュエリーもアンティークジュエリーに含まれる場合がほとんどです。
主に市場に出回っているアンティークジュエリーは古い順からジョージアン期・ヴィクトリアン期・エドワーディアン期になります。
また、1930年以降から1970年代頃までのジュエリーはヴィンテージジュエリーと呼ばれています。

アンティークジュエリーの魅力

まずアンティークジュエリーの最大の魅力として、同じ品物はほとんどないということです。
現在の大量生産されているジュエリーとは違い、同じジュエリーが手に入らないのです。
アンティークジュエリーは1点1点手が込んでおり、職人の技術が詰め込まれています。
また、現代のジュエリーは流行りやファッションに合わせて作られているため、流行りやファッションが変われば、そのジュエリーは時代遅れになってしまいます。
それに対し、アンティークジュエリーはいくつもの流行りを乗り越え残ってきたジュエリーです。
大切に使えばまた次の世代へと残り、永遠に輝き続けます。

イギリスのアンティークジュエリー

イギリスのジュエリーの原点はジョージアン様式のジュエリーでしょう。
この時代は金が極めて少なく、金を薄く叩いたり線状に細かく加工したり独特で繊細な金文化を作り上げます。
また、この頃のジュエリーは王侯貴族たちだけのものであり、権威のシンボルでもあったとされています。
次に大きくジュエリーが発展したのは、1837年からのヴィクトリア女王の時代です。
彼女の統治時代はイギリス史上最大の繁栄を見せ、日の沈みことなき大英帝国と言われたほど、世界に植民地を持ちました。
そのおかげで国家は潤い、豊かな貴族たちは華美に走り、女性たちも豪華な宝飾に身を包むようになりました。
この時代に作られたジュエリーをヴィクトリアンジュエリーと言い、数多くのジュエリーが作られました。
また、このヴィクトリアンジュエリーは3つの時代に区切られることも多く、若かりしヴィクトリア女王の若さがジュエリーにも反映されたロマンティック時代、その次がグランピリオド時代、そしてヴィクトリア時代の末期である耽美主義時代の3つです。
ロマンティック時代では、自然界をモチーフとしたものが多く、フラワーブーケットや葉っぱ、葡萄などにスポットが当たりました。
グランピリオド時代にはモーニングジュエリーが誕生し、耽美主義時代には格式ばったジュエリーは影を潜め、ジュエリーに明るさや軽さが戻りました。

まとめ

今流行りのジュエリーを身に着けるのもいいですが、この機会にアンティークジュエリーに目を向けてみてはいかがでしょうか。
あなたに似合う、あなただけの素敵なジュエリーに出会えるかもしれません。

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