世界で有名な金貨①

皆様は金でできたコインを見たことがありますか?
世界には何十種類という数のコインがあります。
今回は世界中で人気のある有名な金貨を何枚かご紹介致します。

1、メイプルリーフ金貨

世界中には数多くの金貨がありますが、人気・流通量ともに1位なのがカナダの「メイプルリーフ金貨」です。
1979年から毎年発行されているカナダの法定通貨で、純度は99.99%以上の純金です。
表面にはエリザベスⅡ世の横顔、裏面にはカナダの国旗にも描かれているカエデの葉がレリーフされています。
カナダの王室造幣局によって発行されている為、世界的に絶大な信頼を得ています。

金が産出される国は世界中にありますが、カナダは特に大量に産出されることで有名です。
その恩恵もあり、流通量世界一を誇る人気の高い金貨となっております。
また、世界で初めて金の純度99.99%以上の金貨として誕生したものがメイプルリーフ金貨で、貨幣史の歴史にも名を残した金貨でもあります。

サイズは、1oz、1/2oz、1/4oz、1/10oz、1/20ozの5種類あります。

2.ウィーン金貨

1989年に誕生したウィーン金貨は純度99.99%以上の純金で、当時ヨーロッパ唯一の純金地金型金貨として世界的に人気のある金貨です。
1194年から800年余りの職人の技と歴史を受け継いだオーストリア造幣局から発行される法定通貨です
表面にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地にある黄金の間のパイプオルガン、裏面にはホルン・チェロ・ビエラ・ハープ・バイオリン・ファゴットの管弦楽団を象徴する6種類の管弦楽器がレリーフされています。
そのデザインの美しさからも人気がある金貨です。

また、古来よりヨーロッパでは、愛するわが子の誕生日に毎年1枚ずつ金貨を積み立てて、独り立ちする際にそれを渡すという習慣があるそうです。
中世ヨーロッパの混乱の中を生き抜いてきた人々が、子供の為に金貨を送るという古い習慣が今なお残っているのかもしれませんね。

サイズは、1oz、1/2oz、1/4oz、1/10ozの4種類になります。

3、カンガルー(ナゲット)金貨

1986年から発行されているカンガルー金貨は、オーストラリアのバース造幣局から発行されている純度99.99%以上の純金の地金型金貨です。
表面にはカンガルー、裏面にはエリザベスⅡ世の肖像画がレリーフされています。
毎年カンガルーのデザインが変わることでコレクターの間では人気ですが、1989年まではカンガルーではなく、金塊のデザインでした。
金塊=ナゲットになるため、発行当初のものはナゲット金貨とも呼ばれています。
1991年頃までは周りを取り囲む文字がNUGGET(ナゲット)となっていましたが、その後KANGAROO(カンガルー)表記に変わりました。
中にはカンガルーのデザインなのに、文字がNUGGETになっているめずらしい金貨もあるそうです。

ナゲット金貨とカンガルー金貨は発行年によって毎年デザインが微妙に変わる為、地金型金貨でありながら収集型金貨としてもコレクターから人気の高いコインです。
また、発行された年によって価値や価格が変わることもあります。

サイズは、1oz、1/2oz、1/4oz、1/10oz、1/20ozの5種類のほかに、2ozや10oz、1kgの大型金貨もあります。

まとめ

今回は純度99,99%以上の純金の金貨3枚についてご紹介致しました。
この他にも有名で人気のある金貨は世界中にたくさんあります。
今後も定期的にご紹介していこうと思っております。

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