貴金属と様々な宝石のお手入れ方法

今回は今までも紹介されているものもあるかとは思いますが、貴金属と様々な宝石のお手入れ方法についてまとめてご紹介したいと思います。
お手持ちの宝石、この機会にぜひお手入れされてはいかがですか?

貴金属のお手入れ方法

金・プラチナ製品

ぬるま湯に中性洗剤を入れ、そこに製品を入れてしばらく置きます。
その後、柔らかい布で拭きあげるだけで綺麗になります。
どうしても汚れがひどい場合は歯ブラシを使い優しく磨いてくだい。
強く磨いたり、磨きすぎると傷がつく恐れもあるので注意が必要です。
また、変色してしまった場合は超音波洗浄器を使ったり、重曹を使うのも効果的です。
重曹をのり状になるまで水で溶かし、それを指に取り、優しく磨いていきます。汚れが
落ちにくい場合は重曹を全体に塗り3~4分ほど待ってから柔らかい布で優しく磨き洗い
流します。
洗い流した後はしっかりと水気を拭き取ることも重要です。

シルバー製品

黒ずんでしまった部分を専用のクロスで磨き上げると綺麗になります。
ただし、かなり変色してしまっているものの場合は、あっいう間にクロスが真っ黒になってしまうので、クロスは数枚用意しておくといいでしょう。
また、専用のクリーナー液を使うと手間もかからずに綺麗になります。
この専用クリーナー液はとても強力な薬剤になるので、使用する際は手袋を使用し、素手で扱わずにピンセット等を使うようにしましょう。
いぶし加工されたシルバーにはこのクリーナーは使用できません。何故ならこのいぶしも取れてしまうからです。
いぶし加工のものにはクロスで磨くことをおすすめします。

宝石別お手入れ方法

ダイヤモンド

ダイヤモンドは最も硬い鉱物として知られおり、傷には強いものの、油汚れや静電気に
よるホコリが表面につきやすいジュエリーでもあります。
ぬるま湯に中性洗剤を入れ、柔らかい歯ブラシで優しく磨くと綺麗になります。
また、爪の間やダイヤモンドの裏側(パビリオン側)にも汚れが溜まり、ダイヤモンド本来
の輝きを失ってしまうこともあるので、そういった場所も丁寧に洗いましょう。
洗い終わった後は柔らかい布でしっかり拭きあげてください。

エメラルド

エメラルドは内包物も多く、衝撃にとても弱い宝石です。その為超音波洗浄器の使用は
出来ません。また、高温にも弱いため、スチームクリーナーの使用も避けましょう。
お手入れとしてはぬるま湯の石鹸水を用意し、優しく磨いたり、専用のクロスで軽く拭きあげることをおすすめします。

ルビー・サファイア

ルビー・サファイアはダイヤモンドに次いで硬度の硬い宝石です。
ダイヤモンドと同様の方法で汚れを落とし、よくすすいだ後に柔らかい布でしっかり拭
きあげます。

真珠

真珠は汗や汚れに弱く、傷付きやすいのが特徴です。使用した後は柔らかい布で優しく拭きあげましょう。
汚れがひどい場合は、ぬるま湯でさっと洗います。水道水にも塩素が含まれているため、浸け置きは避けましょう。

アクアマリン

アクアマリンは傷に強く、割れにくいどちらかというと扱いやすい宝石になります。
温かい石鹸水と柔らかい歯ブラシを使い優しく洗ってください。
液体インクルージョンやフラクチャーを有してないものは超音波洗浄器を使用しても基本的には安全です。
ただし、状態によっては割れたりする可能性もあるので、その際は超音波洗浄器の使用は避けましょう。

ガーネット

ガーネットも比較的扱いやすい宝石です。
温かい石鹸水と柔らかい歯ブラシで優しく洗ってください。
こちらもアクアマリン同様、フラクチャーを有してないものに関しては超音波洗浄器での洗浄も可能です。
ただし、ガーネットの中でもデマントイド・ガーネットだけは他のガーネットと比べ硬度が低いので、取り扱いには注意が必要です。

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