ウィスキー・ブランデーの豆知識~中級編②~


前回の中級編①に引き続き、今回は中級編 ②をお送りいたします。
前回はブランデーの有名な銘柄についてご紹介しましたが、今回はウィスキーの有名な銘柄をご紹介して参ります。

ザ・マッカラン

スコットランドのスペイ川流域のウィスキーづくりに最適な気候と水によって生まれたのが「マッカラン」です。
マッカランは190年以上前から続く歴史を持っているウィスキーです。
「ザ・マッカラン蒸留所」は1824年に「蒸留ライセンス」を取得し、合法的に蒸留を行ってきた名門中の名門です。
蒸留所は更に古く、この周辺がまだマッカラン教区と言われていた18世紀初めにはすでにその名が知られていました。
マッカランは上品な甘さとまろやかさが特徴で、さらに香りも非常に良く、華やかな香りを楽しむことが出来ます。
ウィスキーの中でも比較的クセが無く飲みやすいので、初心者の方にもおすすめのウィスキーになります。

【ザ・マッカランの種類】
・ザ・マッカラン 12年/18年/25年/30年
・ザ・マッカラン ファインオーク 10年/12年/17年/21年/25年/30年
・マッカラン アンバー
・マッカラン シェナ
・マッカラン ルビー
・マッカラン レプリカetc…

バランタイン

バランタイン社の創業者であるジョージ・バランタインは、ローランド地方の農家の出身で、13歳の時にエディンバラで店を構える「アンドリュー・ハンター」氏のところへ年期奉公の修行に出ました。
その後独立し、食料品とお酒を扱う小さなお店を構えたことが後のバランタイン社の前身です。
1853年に世界初のブレンデッド・ウィスキーを開発した友人、「アンドリュー・アッシャー」と再会し、これに刺激を受けたジョージは、1869年に自らブレンダ―となってブレンデッド・ウィスキーの製造に取り組みます。
1895年にはヴィクトリア女王より「王室御用達」の名誉ある称号を授与し、この称号は今もバランタインの誇りであり、王室御用達を受けてから今に至るまで品質を損なわず、大勢の人々に愛されています。
バランタインはなめらかでバランスの取れた味わいです。是非これからバランタインを飲んでみたいという方にはバランタイン・ファイネストが特に飲みやすくてオススメになります。

【バランタインの種類】
・バランタイン 12年/17年/21年/30年
・バランタイン・マスターズ
・バランタイン・ファイネストetc…

その他有名ウィスキー

・ジョニーウォーカー
・グレンフィディック
・ボウモア
・シーバスリーガル
・オールドパーetc

日本のウィスキー

今や世界も認めている日本のウィスキーですが、そんな「ジャパニーズ・ウィスキー」の中でも人気のウィスキーをご紹介させて頂きます。

・山崎
1984年に製造が始まったシングルモルトウィスキーです。濃厚な甘さと深みある味わい、花や果実を連想させるような甘く華やかで芳醇な香りが特徴です。
この山崎は特に人気で、販売されればたちまちプレミア価格がつくほどで、絶大な人気を誇るウィスキーになります。

・響
1989年にサントリー創業者である鳥井信治郎氏の次男、二代目マスターブレンダ―佐治敬三によって造り出されました。
香高くまろやかで、クセが少ないので飲みやすいウィスキーになります。
「山崎」同様、数々の受賞歴を持つ世界的なウィスキーです。

・余市
朝ドラでも有名な竹鶴政孝氏が生み出したシングルモルトウィスキーです。
ジャパニーズ・ウィスキーの中では珍しくスモーキーさが際立つ、世界でも愛好家が多いウィスキーで、数々の国際的な賞を受賞しています。

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