宝石の誤称

今回は、誤称で呼ばれている宝石たちを紹介します。
もしかしたら間違った知識で覚えているかも?!しれません。
この宝石の誤称は「フォルスネーム」と言われます。

1.「南アフリカ翡翠」「トランスバール翡翠」

名前に翡翠とついていますが、翡翠ではありません。
こちらは翡翠の類似品としてよく利用される「グロッシュラー」と呼ばれるガーネットとなります。
残念ながらあまり高価な石ではありません。
翡翠の誤称で販売されている事もあるので、要注意です。

2.「シトリントパーズ」

こちらはよく「トパーズの一種」であると勘違いされている事が多いですが、実は「シトリン」です。
シトリンは水晶の仲間で、紫色のアメシストに次いで水晶の中では知名度が高いですね。
黄色の水晶は自然界においては産出が少なく、同じ水晶であるアメシストを加熱処理して作られており、大きくて綺麗なものでも高額になる事はまずありません。

3.「イブニング・エメラルド」

こちらは誤称ではないので、少し番外編になりますが、イブニング・エメラルドと呼ばれているこの宝石の正式名称は、「ペリドット」です。ペリドットはぬめっとした外見が特徴的ですね。
薄暗がりで驚く程強い輝きを示す事から「イブニング・エメラルド」の異名を持ちました。
こちらは誤称ではありません。

4.「ウォーター・サファイア」

この石は、多色性が強く正面から見ると「ブルー・サファイア」のような発色を示し、側面から見るとほぼ無色に見える特徴から、「ウォーター・サファイア」の誤称がつきました。
宝石名は「アイオライト」といい、青紫色をしています。
角度によって見え方が変わる面白い宝石ですね。

まとめ

安価な宝石を高価な宝石に見立てる事は残念ながら現在でもあります。
宝石一つ一つには個性があってどれもオンリーワンなので、誤称で呼ぶのは可哀想な気もしますね。。

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