ウィスキー・ブランデーの豆知識~初級編~

これまで宝石をメインにブログを書いてきましたが、これからは多様な内容でお届けできればと思います。
その第1弾として、ウィスキー・ブランデーについてご紹介させて頂きます。

 

ウィスキーとブランデーの違い

そもそもウィスキーとブランデーはどう違うのか、知らない方も多いのではないでしょうか。
見た目もそっくりなウィスキーとブランデーですが、もちろん共通していることがあります。それはどちらも蒸留酒であるという点です。
ですが同じ蒸留酒でも原料が全く異なります。ウィスキーは穀類、ブランデーは果実が原料になります。
簡単に言えば、ビールを蒸留するとウィスキーになり、ワインを蒸留するとブランデーになるのです。
また、蒸留酒と言いましたがこの蒸留というのはお酒を沸騰させ、蒸発する気体を逃がさずに、そのまま冷やして取り出すことです。
この蒸留の方法によって味わいなどが変わってきます。
ちなみに先程穀類が原料のものをウィスキー、果実が原料のものをブランデーとお話ししましたが、他にもよく耳にするバーボンやスコッチ、コニャックはどれになるのかというと、バーボンとスコッチはウィスキー、コニャックがブランデーに分類されます。

ウィスキーとブランデーの歴史

ウィスキーは元々薬品として取り扱われていました。その後密造酒としてしばらくの間頻繁に製造されていました。
一方ブランデーは17世紀頃、庶民が飲む大衆的なお酒でした。当時寒波や戦争の影響でワインの品質が落ち、また長期間の輸送により味が落ちやすいワインに代わり、味の落ちにくいお酒としてブランデーが好まれるようになりました。
その後王侯貴族や知識人にとってのステイタスとなるような高級なお酒という位置づけに変わっていきました。
このような歴史の経緯からウィスキーよりもブランデーの方がどちらかというと高級なお酒であるような扱いを受けています。

ウィスキーの美味しい飲み方

ウィスキーはストレート、ロック、水割り、カクテルなど様々な飲み方があります。
一番にウィスキーの持つ味と香りを楽しみたいという方はまず、ストレートで飲んだ後ウィスキーと同量の水を加えて飲むのがおすすめです。ストレートでウィスキーの味を、水割りで香りを楽しんでください。
注意するのは、水割りにする際に水を入れ過ぎないことです。アルコールが20%以下にならないようにしてください。水を入れ過ぎるとせっかくの風味が損なわれてしまいます。
こだわるのであれば、氷は水道水を凍らせたのもではなく最低でもロックアイスを使うことをお勧めします。水道水だとこれもまたウィスキーの味を妨げます。
また、水割りで使う水もミネラルウォーターを使うと良いです。

ブランデーの美味しい飲み方

ブランデーもウィスキー同様様々な飲み方があり、中でも最もお勧めなのはストレートになります。
また、ブランデーの香りをしっかりと楽しめ、且つ飲みやすくなる飲み方をご紹介します。
1つ目はカフェロワイヤルという飲み方です。温めたコーヒーカップにコーヒーを注ぎ、スプーンに角砂糖をのせた後、角砂糖にブランデーをスプーンからこぼれない程度にしみこませます。
その後、角砂糖に火をつけ、角砂糖が9割ほど溶けたら、カップに入れ良くかき混ぜたら完成します。
余談ですが、あのナポレオンも好んで飲んでいたことで知られています。
2つ目はニコラシカという飲み方です。細長い足の付いたリキュールグラスにブランデーを注ぎ、グラスの上にレモンの輪切りを乗せ、更にそのレモンの上に砂糖を盛ります。
そのレモンを二つ折りにして噛みしめた後、ブランデーを一緒に飲む、口の中で完成させるカクテルになります。
口の中で甘酸っぱさとブランデーが一体となり、お口直しの一杯にお勧めの飲み方です。

まとめ

いかがでしたか?なかなかウィスキーやブランデーを飲む機会が無いという方も興味を持っていただければ幸いです。
また第2弾として中級編をお届けできればと思います。

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