世界最大100万ドルの金貨

世界には様々な金貨が存在します。金貨は模様や大きさ、品位も様々ですが、今回ご紹介するのはそんな数多くある金貨の中で最も大きな金貨についてご紹介したいと思います。

1.金貨の大きさと重さ

世界最大の金貨と言われて一体みなさんはどのくらいの大きさを思い浮かべますか?
 なんとその大きさは直径80㎝、厚さ12㎝、重さは1トンもあるそうです。
 なかなか想像できませんよね。何より、重さが1トンもあるので人の力では持ち上げることもできないため、立てかけるだけでもクレーンを使わなければなりません。
 
 この金貨を作ったのはカンガルー金貨で有名なパース造幣局です。2012年にパースで行われた首脳会議にエリザベス女王が出席したことを記念して作られたもので、それ以降世界で最も大きな金貨となりました。
 ちなみにパース造幣局とはオーストラリア西オーストラリア州の州都パースの南東郊外にある同国で最も古い造幣局です。

2.刻印

 鋳造に使われた金型は片面にカンガルー、もう片面にエリザベス女王と100万ドル(1億円以上)の刻印が使われています。
 純度も99.99%以上の純度の高い金で作られているため、現相場で単純に見積もっても47億円以上の価値があることになります。
 

3.その他最大の金貨

 世界最大のカンガルー金貨が出来るまでは、2007年5月にカナダ王室造幣局が公開した100万ドルの額面のメイプルリーフ金貨が最大で、その大きさは直径50㎝、厚さ3㎝、重さ100㎏、純度も99.99%の金貨になります。

 メイプルリーフ金貨の前はオーストリア造幣局による1000オンス(31.103kg)のウィーン金貨が最大でした。

4.日本の最大金貨

実は先程ご紹介したウィーン金貨が作られるまでは日本のある金貨が表面積で世界最大の金貨と言われていました。
その金貨というのが豊臣秀吉に命じられ作られた「天正長大判金」と呼ばれる大判です。
安土桃山時代に作られたこの金貨は、縦が17㎝あるそうで、現在は大阪の造幣博物館に展示されています。

まとめ

いかがでしたか?
世界最大の金貨はどんどん更新されていますが、このカンガルー金貨を追い抜く金貨が現れる日は来るのでしょうか。
とはいっても1トンよりも大きな金貨となると一体どれだけの大きさになるのでしょう。
もし機会があれば実際にこの目で金貨の大きさを確かめてみたいものですね。

SNSでもご購読できます。