腕時計の魅力  ~豆知識編~

前回は世界三大時計について簡単ではありましたが、ご紹介させて頂きました。
今回は腕時計の豆知識についてご紹介できればと思います。

時計の各部名称

・ケース
腕時計の駆動部分を納める入れ物のこと。
・ベゼル
ケースの一部で、ダイアルを覆うガラスの外周部分のこと。
・ダイアル
文字盤のこと。針やインデックスなどが載った盤であると同時に様々な色、素材が使わ
れるので、その時計の個性を決める部分でもあります。
・ガラス(風防)
ガラス部分全体のこと。あらゆる衝撃、水圧、光の反射などから時計の内部を守る役割
をしています。素材はガラスやプラスチック、サファイアガラス等があります。
・インデックス
時刻を読み取るための目盛りのこと。ダイアルの一部ではありますが、別物もとして扱われるのが一般的です。
・リューズ
時計の横に付いている時刻を合わせるためのつまみのこと。機械式の時計ではゼンマイを巻くためにも使います。また、リューズは漢字で「竜頭」と書きます。
・裏蓋
名前の通り、ケースの裏側の蓋のこと。
・ベルト
時計を装着するための部分のこと。「バンド」や「ストラップ」とも呼ばれ、金属製のものは「ブレスレット」と呼ばれます。
・バックル(クラスプ)
時計を腕に固定するための留め金のこと。壊れやすい部分の一つでもあります。

駆動方式

・自動巻き式(AT)
腕の振動によって内部のローターを動かし、ゼンマイを巻き上げる機構のこと。
リューズを指で回して巻き上げることが出来る手巻き式が付いているものもあります。

・手巻き式
リューズを指で回してゼンマイを巻き上げる機構のこと。動力源のゼンマイは巻き上げた後にゆっくりと緩むことによって歯車に力を加えます。

・クォーツ式
機械式(自動巻き・手巻き)におけるゼンマイを電池にし、テンプを水晶振動子(クォーツ)に代えた駆動方式のこと。
時計の時刻が日差0.01~2秒とほぼ正確な精度ですが、電池で動いているので電池切れがあります。

その他にも発電式や近年では光エネルギーを電気に変えて動くソーラー式も多くなっています。

オーバーホール(OH)

車に定期的な車検が必要なように、小さな歯車や金属部品で組み上げられている時計も車同様にメンテナンスが必要になります。
このメンテナンスのことをオーバーホール(OH)と呼びます。
オーバーホールは時計を分解し、部品の洗浄や調整を行い、必要な個所に注油をして再び元の状態に組み上げるのでとても大掛かりなメンテナンスになります。
オーバーホールを定期的に行わないと、油が切れ部品の摩耗を起こし、部品の劣化、最終的には大切な時計が動かなくなることも十分にあり得ます。
オーバーホールを行うスパンとして3年毎であったり、5年毎や7年毎、あるいは調子が悪くなってから等、意見は様々です。
ですが、オーバーホールを行うには費用も要する期間もそれなりにかかりますので、5年毎くらいに行うと良いかもしれません。
ちなみにオーバーホールにかかる期間ですが、特に時計自体に大きな問題が無ければ2週間から1ヵ月程です。

いかがでしたか?時計の世界も奥が深いのでまた是非ご紹介できればと思います。

SNSでもご購読できます。