近年、金やプラチナなどの貴金属の買取を行う買取業者も増えてきました。
せっかく売却をするのであれば少しでも高く買い取ってもらいたいですね。
今回は、買取業者の賢い選び方についてご説明します。
1.買取業者を選ぶ前に
買取店に行く前に、まずは自分でできるチェックすべきポイントを抑えましょう。
貴金属
予め自分で大まかな重量と品位を調べておきましょう。
品位はわかる程度で構いません。
ダイヤモンド
鑑定書があれば必ず持参した方がいいです。
汚れが気になる場合は、軽く洗浄した方が印象もいいかもしれません。
色石
鑑別書があれば必ず持参した方がいいです。
ダイヤモンドと同じく表面の汚れは、軽く洗浄した方がいいかもしれません。
ただし、エメラルドなどは割れたり欠けたりと傷がつきやすいため注意が必要です。
2.買取店を選ぶポイント
買取価格表の有無
まずはホームページ上でその日の買取価格をチェックします。
高価買取!と謳っていても、実際にはその日の相場が出ていないお店もあります。
相場表が出ていればお店に足を運ばなくても、ある程度の値段はわかります。
金の国内相場は、田中貴金属が毎朝公表している値になります。
国内相場との差額があまりない買取店を選ぶ方が買取単価は高くなります。
買取単価や買取基準を明確にしているお店なら安心できますね。
貴金属の専門店を選ぶ
最近ではどんなリサイクルショップでも貴金属の買取を行っておりますが、「貴金属の買取も始めました」という買取店より、出来れば実績があって貴金属買取専門の買取店を選んだ方がいいです。
実際に、その買取店が何の買取に力を入れているのかは、ホームページを見るとわかります。
手数料の有無
貴金属買取の相場価格が高くても、実際にはそこから手数料を差し引く場合もあります。
この場合は、いくら買取単価が高くても、高額買取してもらえるとは限りません。
また、見積書を無料で作成してくれる買取店を選びましょう。
3.買取後の流れ
お客様から買い取った貴金属はどうなるのでしょうか?
簡単にその後の流れをご説明致します。
地金のその後
貴金属を買取した後、製品を地金・ダイヤモンド・色石にそれぞれ解体します。
土台の地金は、K24やK18、Pt900やコンビなど貴金属の種類に応じて分別します。
その後、再び溶かして精錬にかけ、純金に戻すことも可能です。
ダイヤモンドのその後
指輪などのジュエリーから外されたダイヤモンドは大きさである程度分けられ、再度ジュエリーに使用したり、オークションに流されたりします。
0.2ct以上のダイヤは、新たにソーティングをとってジュエリーに使ったり、再研磨して別のダイヤになったりします。
色石のその後
地金と分けられたルビー・サファイアなどの色石は、ほとんどが新しくデザインされたジュエリーに使用され再販売されます。
4.まとめ
貴金属を売却する際には、安値で買取されないように注意することが重要です。
買取価格と相場の比較はもちろん、手数料などにも気を付けて買取店を慎重に選びたいところです。
中には悪徳な業者もいますので、基本的な知識を身に着けて、後々トラブルにならないよう注意して賢くお得に買取してもらいましょう。