
あなたは自分の誕生石をご存知ですか?
誕生石をアクセサリーなどで取り入れることにより運気もアップし、お洒落も楽しむことができます。
1.誕生石とは
誕生石とは1月から12月までの各月に当て定められた宝石です。
18世紀にポーランドの宝石商によって考案され、1912年8月に米国宝石組合大会にて統一されました。
日本の誕生石が発表されたのは1958年ですが、国内の事情を反映させて、若干の修正が加えられています。
また、誕生石の種類は国によって若干の違いがあり、日本でも宝石商の販売戦略に深い関わりがあります。
2.起源と歴史
誕生石の起源は諸説ありますが、有力視されているのは新約聖書の「聖地エルサレムの城壁の土台に異なる12種類の宝石が飾られていた」という記述に基づくものです。
初めて誕生石を身に付ける習慣が広まったのは、18世紀のポーランドと言われています。
それから世界中に広まり、日本でも20世紀に入ってから流行しました。
実際に月に当てはめて「誕生石」と呼ばれるようになってからの歴史は浅いです。
3.誕生石一覧
◇1月 ガーネット(和名:柘榴石)
真実・友愛・忠実などを意味します。
ガーネットは1種類の宝石に付けられた名前ではなくグループの総称です。
赤い宝石のイメージが強いですが、色は多彩に変化します。
◇2月 アメシスト(和名:紫水晶)
誠実・心の平和などを表し、古来よりお守りとして重宝されてきました。
水晶は様々な色があり、色によって名前が変わってきます。その中で紫色をアメシストと呼んでおります。
水晶の中では最も人気があり、高価な宝石です。パワーストーンとしても有名です。
◇3月 アクアマリン(藍玉)・コーラル(珊瑚)
勇敢・聡明などを象徴し、アクアマリンはその美しいブルーから「人魚の宝石」とされてきました。
日本では桃の節句があることから、桃色が美しい珊瑚が追加されています。
◇4月 ダイヤモンド(金剛石)
永遠の愛や純愛を表し、その硬度と輝きから宝石の王様とされています。
地球上でもっとも固い鉱物として日本では婚約指輪などによく使われています。
古代エジプトより愛の血管が心臓までつながっていることから、左手の薬指に指輪をして永遠の愛を誓っています。
◇5月 エメラルド(翠玉)・ジェイド(翡翠)
幸福・幸運をもたらすと言われている鮮やかな緑色の宝石です。
日本では古来より好まれている緑色の翡翠が加わっています。
クレオパトラが愛した宝石として有名で、エジプトでは永遠の再生の象徴とされていました。
◇6月 真珠(パール)・ムーンストーン(月長石)
健康・富・長寿を象徴する宝石で、日本は代表的な真珠の生産国です。
多くの宝石が研磨・加工を必要としますが、真珠は会から取り出した時点ですでに宝石としての美しさを持っています。
◇7月 ルビー(紅玉)
情熱・威厳・仁愛などを意味します。また、「勝利の石」とも言われ、赤い色にふさわしい生命力にあふれたイメージの宝石です。
ルビーはコランダムというサファイアと同じ鉱物で、赤い色のものだけがルビーと呼ばれています。
昔から身体の右側に身に付けると、ルビーのパワーを受けられると言われてきました。
また、真っ赤なルビーは炎をイメージする為、火曜日に効果が倍増されるとも言われております。
◇8月 ペリドット(橄欖石)
夫婦の幸福と和合を表現しており、夫婦の絆を強めて、いつまでも2人の幸せを守ってくれるとされています。
また、持ち主の色欲を鎮めるパワーがあると考えられている為、相手の浮気を防げるかもしれません。
◇9月 サファイア(青玉)
誠実・真実・慈愛などを表す宝石です。
サファイアと聞くと青い色をイメージされますが、色のバリエーションはとても豊富で人気のある宝石です。
古代では大地のシンボルとされていて、空が青いのは大地のサファイアの青が映ったと言われていました。
◇10月 オパール(蛋白石)・トルマリン(電気石)
歓喜・安楽・忍耐などを表します。
オパールは特有のプレイオブカラー(游色効果)を示すものや、産地によって多数の分類がされます。
トルマリンの特徴はたくさんのカラーバリエーションがあるところです。
また、永久的にマイナスイオンが発生することから、健康に良いとされ人気があります。
◇11月 トパーズ(黄玉)
友情・希望・潔白などを表し、透明感のある黄色は古来より太陽や黄金をイメージされてきました。
現在では黄色だけでなく、青や緑なども多く、中でもブルートパーズは有名です。
◇12月 ターコイズ(トルコ石)・ラピスラズリ(瑠璃)・タンザナイト(ゆうれん石)
いずれも成功という意味を持っています。
古代エジプトより「魔除けの宝石」、「幸運の宝石」として用いられてきました。
かつては王族だけが所持する貴重な石でしたが、現在は手ごろな価格で販売されています。
4.最後に
いかがだったでしょうか?
誕生石は身に付けるものを守護し、幸運をもたらすと言われてきました。
近年ではパワーストーンとして有名な石も多く、女性のみならず男性にも人気があります。
また、誕生石には2通りの楽しみ方があります。
自分が生まれた月の石を通年で身に付ける、または月替わりでその月の誕生石を身に付ける。
後者は12個の宝石が必要ですが、宝石の持つ力を分けてもらうつもりでファッションに取り入れるのも面白いかもしれませんね。