婚約が決まると用意する物の一つ「指輪」
普段使いの指輪は金やコンビの物も多い中、結婚・婚約指輪となると思い浮かべるのはプラチナ素材のものではないでしょうか?
一生つける可能性の高い指輪なので、素材・デザインなどこだわりがある中、なぜプラチナの指輪が多く買われるのか。その理由についてご紹介したいと思います。
1.結婚指輪を左の薬指にする理由
そもそも、結婚指輪をつける場所はなぜ決まっているのか?と聞かれても知らない方は多いはず。
左手の薬指に付ける由来となったことについてご紹介したいと思います。
古代、ローマ時代に結婚指輪の始まりでした。
その頃、薬指と心臓は一本の血管で繋がっているものと考えられており、愛し合う二人が互いに左手の薬指に「永遠・輪廻」を意味する輪をはめることで、永遠に相手と心が通じ合えるという意味があり、左手の薬指につけることとなったとされています。
2.プラチナ素材を選ぶ理由
見た目
まず、プラチナを選ぶ理由として、ゴールドに比べると派手になりすぎず清潔感があること。葬儀などの大事な場面でもプラチナ素材なら控えめで付けていく分には問題ありません。
また、結婚指輪・婚約指輪にはダイヤモンドを使用しているデザインが多く、無色透明なダイヤモンドの魅力を一番引き立たせる素材がプラチナリングとされています。
変色がない
プラチナは長年使用していても変色がほとんどありません。
例えば、ホワイトゴールドを付け続けると表面加工のメッキが剥がれ、金色が出てくることが良くあります。金色が出てくると再びメッキ仕上げをするにあたって加工業者に頼む必要があります。
シルバー素材も同様です。
シルバーを付けたまま温泉に入ると、だんだん黒ずみ、くすんできますので定期的にお手入れをする必要があります。
そんな中、プラチナに関しては色が変色する心配もなく、傷もつきにくい事から結婚指輪に選ばれる理由の一つです。
プラチナの希少性
年間のプラチナの供給量はゴールドの約1/20程しかなく、金よりも圧倒的に少ないので、価値が高く貴重なものなのです。
その希少性も婚約・結婚指輪に選ばれる理由の一つなのかもしれません。
3.海外での場合
日本ではプラチナリングが選ばれる一方、海外での結婚指輪はどうなのでしょうか?
古代、ローマ時代に鉄の指輪を契約の証としたのが結婚指輪の始まりで、ローマ時代後期になると金の指輪が主流となりました。その影響もあり、海外では金やホワイトゴールドのリングを選ぶ人の方が多いのです。結婚指輪=プラチナというイメージは日本だけなのかもしれません。