そのダイヤモンドは本物?類似石との違いと見分け方

そのダイヤモンドは本物?類似石との違いと見分け方


[補足事項]

どなたでも読みやすいように、本サイトの記事内ではダイヤモンドの「類似石」のことを「偽物」という表現を使用しております。


いつの時代であっても、宝石の輝きは人を魅了するものです。そのなかでも、宝石の王であるダイヤモンドに魅入られ、「何としても手に入れたい」「いつかは私のものにしたい」と考えている方は多いかもしれません。しかし、それだけ多くの方が憧れる宝石だけに、模造品、偽物が多いのも、ダイヤモンドの宿命だといえます。

一生の買い物としてダイヤモンドを手に入れたいけれど、「目の前のダイヤモンドが本物なのか、偽物なのかが判断できない」という方もいるでしょう。ここでは、ダイヤモンドの真偽が確信できず迷っているという方のために、ダイヤモンドが「本物なのか」「偽物なのか」を自分で見分けるための簡単な方法をご紹介します。

【目次】
本物のダイヤモンドと偽物のいちばんの違いは『成分』
合成ダイヤモンドは偽物か?
類似石の代表格は『キュービックジルコニア』
家でできる簡単な見分け方
まとめ

本物のダイヤモンドと偽物のいちばんの違いは『成分』

本物のダイヤモンドとはいっても「その違いがどういったところにあるかがわからない」という方は多いでしょう。素人目には、本物のダイヤモンドと変わらない輝きがあるように見える石があります。その違いはどういったところにあるのでしょうか。ここでは、まず偽物のダイヤモンドについて解説いたします。

本物のダイヤモンドと偽物のダイヤモンドの決定的な違いは、その「成分」にあります。ダイヤモンドというのはそもそも、炭素の同素体のひとつです。地球内部の高温高圧な環境で生成されるもので、その成分は炭素だけ。日本語で「金剛石」ともいわれるように、天然のものとしては最も硬く、そこから「永遠の絆」「純潔」「不屈」などといった言葉が石言葉として定められています。

偽物のダイヤモンドは、こうした天然のダイヤモンドと見た目がよく似ており、一見するだけではその違いがわかりにくいものです。そのため、高価なダイヤモンドの代替品として出回っている傾向にあります。本物のダイヤモンドが炭素だけで構成されている一方で、偽物のダイヤモンドは、酸化ジルコニウムなどの成分からできています。

合成ダイヤモンドは偽物か?

ダイヤモンドを人工的に作ることができないか……これは、19世紀末からの試みでしたが、実際に人工のダイヤモンドを作ることに成功したのは、20世紀後半でした。1955年3月、アメリカのゼネラル・エレクトリック社が高温高圧合成でダイヤモンドを合成することに成功したのです。この数年前に、スウェーデンのASEA社がダイヤモンドの合成に成功していたこともこの後発表されました。今では、高温高圧法や化学気相成長法など、複数の合成方法が存在しています。

高温高圧法は、炭素に1,200~2,400度、5万5,000~10万気圧の高温高圧をかけてダイヤモンドを合成する方法です。1日ほど炭素を加圧加温すれば工業用のダイヤモンドを作り上げることができますが、宝飾品レベルのダイヤモンドを作るには、1週間程度必要になります。化学気相成長法は、メタンと水素を混合させたような、プラズマ状にしたガスから結晶を成長させる方法のことで、1999年ごろから宝飾用のダイヤモンドが製造されるようになりました。

これらの合成ダイヤモンドは、あくまでも人工的な再現物。天然のダイヤモンドとはまったくの別物ですが、成分は炭素のみで、専門家でも見分けがつきにくいのが実状です。そのため、本物のダイヤモンドとさほど変わりがない、こちらも「本物」であると考えている人も多くいます。

類似石の代表格は『キュービックジルコニア』

天然のダイヤモンドは、非常に高価な宝石です。そうした高価なものを手に入れられない方のために作られるようになったのが、模造ダイヤモンドです。模造ダイヤモンドにはいくつもの種類がありますが、その代表格とされるものが「キュービックジルコニア(CZ)」といわれる合成石です。人類がその英知をかけて作りだした合成物であり、その見た目は、天然のダイヤモンドとよく似ています。

屈折率や硬さも天然のダイヤモンドとよく似ており、ほとんど遜色のない美しさであるうえに、安価で手に入れることができるなど、そのメリットも非常に大きなものです。その一方で、模造品であるにも関わらず、天然のダイヤモンドのような価格がつけられて販売されるといったトラブルを引き起こしやすいことも事実です。こうしたトラブルに見舞われないためにも、キュービックジルコニアのような類似石と天然ダイヤモンドを見分けられるようになっておくことが大切です。

家でできる簡単な見分け方

その見た目だけでは、専門家でもなかなか判断がつかない類似石ですが、ご自宅でできる簡単な見分け方があります。ここでは3つの方法をご紹介しますので、「偽物なのか」「天然ダイヤモンドなのか」が、わからない場合の判断基準にしてください。

まずは、屈折率テストです。天然のダイヤモンドの屈折率は、2.42と高くなっています。そのため、内部での全反射が起きやすく、ルースダイヤモンド(裸の石だけの状態)を通して新聞の文字を読もうとすれば、反射して字が読めないのが特徴です。キュービックジルコニアなどの模造ダイヤモンドの場合は、さほど反射しないため、その文字も判別できます。

次に、熱伝導テストです。天然のダイヤモンドは、熱伝導率がとても高いのが特徴です。息を吹きかけたり、冷蔵庫で冷やして外に出したりしたときに、表面のくもりがすぐ消え、透明になります。3秒以上くもったままの場合は、キュービックジルコニアの可能性があるでしょう。

最後に、疎水性テストです。これは、天然ダイヤモンドが水分を弾く性質を利用したテストです。真偽を明らかにしたいダイヤモンドに水を垂らしてみてください。水を弾いて、丸く水滴が変形するようであれば、天然のダイヤモンドです。

まとめ

ダイヤモンドの真偽を確かめたいと思っても、その見た目からはなかなかわからないという場合のため、ここでは、ご自宅で簡単に確かめられる方法をご紹介しました。いくつかのテストを行うことで、かなり正確にその真偽を確かめることができます。しかし、これはあくまでも参考にできるというもの。本物なのかどうかを明らかにしたいという方におすすめしたいのは、専門機関で鑑定を受けることです。

株式会社アプレでは、専門の知識を有するプロの眼で、ダイヤモンドの真偽を鑑定しております。プロが厳選した天然ダイヤモンドの個性、そして輝きを手にしていただくためにも、お困りの方は、お気軽に株式会社アプレへお問い合わせください。