古物市場のルール、参加方法|守るべきマナーや取引の流れを確認!
- 2018.07.23
- 未分類

「古物市場に興味はあるけど詳しいルールや取引の流れがわからない」という方はいませんか?ここでは、古物市場への参加条件や取引の流れ、守るべきルール、マナーなどを詳しくご説明していきます。
「古物市場」とは?
そもそも古物市場とは、古物商同士で売買を行う場所です。貴金属やブランド品など、所有している在庫品を売りたい古物商と新たな商品を仕入れたい古物商が、それぞれの商品の売買を行います。
古物市場は、一般の市場で出回る中古品に比べて、かなり安い金額で売買されています。古物市は全国各地で開催されており、許可証を持った古物商のみが参加可能です。
更に詳しく知りたい方はこちら
→【初心者さん向け!押さえておきたい古物市場の種類別特徴と強み】
参加するためには古物商許可証が必要
古物市場には基本的な参加条件があります。参加するために必要になるのが「古物商許可証」です。古物とは二次流通品のことですが、古物商許可証はこれらの売買を行うために必要な許可証です。許可証は各警察署に所定の書類を提出し、古物商許可証の発行代(19,000円)を支払えば取得できるので、「難しいテストを受けなければならない」「お店を構えてなければならない」というわけではありません。ただし、許可がおりるまでに40~60日ほどかかるので、開催日が迫っている場合は早めに申請しましょう。万が一許可がおりなかった場合でも、申請手数料は戻りませんのでご注意ください。
更に詳しく知りたい方はこちら
→【最近の訪問買取業者の動向は?必要な許可証や訪問買取の流れを解説します】
古物市場での流れ
所定の手続きを経て「古物商許可証」が手に入れば、いよいよ古物市場へ参加できます。ここでは、古物市場での取引の流れを確認していきましょう。
まず参加したいオークションの主催者宛に、その旨を連絡します。その後、開催会場で「古物商許可証」を見せて会費を払います。これでオークションへの参加が可能になります。
古物市場も通常のオークションと同様、もっとも高い値をつけた人が落札の権利を得ます。古物市場オークションに参加するのは、古物売買のプロばかりなので、オークションのペースも非常に早い場合がほとんどです。オークションで良い品を落札するためにも、経験と知識を身につける必要があります。
古物市場で守るべきルール・マナー
古物市場を利用する一番のメリットは、取引相手が同業者で定期的に開催されるため、仕入れルートとしての安定性が高いという点にあります。もちろん、一般の市場と比較してかなり安い金額で古物を仕入れができることもメリットのひとつです。ただし、参加者は全員がプロ(もしくはプロを志す人)ですから、古物市場のルールとマナーを守ることが求められます。
そうした前提をはっきり表しているのが、主催者が細かな参加条件を設けているケースです。たとえ「古物商許可証」を持っていたとしても、設けられた参加条件を満たしていない限り、参加することができません。古物商としての業績や、参加資格のある古物商からの紹介などが必要とされる場合があるため、細かな参加条件を確かめる必要があります。あらかじめ確認したうえで参加を申し込みましょう。
また、古物市場はオークション形式になっていることがほとんどです。相応の金額で落札するためには、ある程度の相場勘がなければなりません。慣れないうちは、相場よりも高い金額で落札してしまうことや、市場の勢いに負けて声が出せないこともあるかと思います。まずは、勉強の場として取引を始めてみることをおすすめします。
更に詳しく知りたい方はこちら
→【初心者注意!古物市場に参加するためのルールと決まり】
まとめ
古物を扱うプロの集まりが、古物市場です。古物市場は、全国各地もしくはネットで定期的に開催されており、在庫の仕入れや売却に際して、非常に安定感のある取引ができます。参加するためには、古物商許可証を手に入れるなど、さまざまなルールやマナーがありますが、これらを頭に入れて積極的に活用すれば、多くのメリットを得られる場です。古物市場独特の参加条件や取引の流れ、ルール、マナーをしっかり学び、参加してみてはいかがでしょうか?
【関連記事】
・金取引の前に手数料・鑑定料もしっかりチェック!少しでも得をするためには
-
前の記事
沖縄と「金」の関わり|日本と金の豆知識 2018.07.21
-
次の記事
貴金属の刻印が表している意味は?紛らわしい刻印に要注意! 2018.07.24