金買取の決定の仕組みや粗利について

金買取の決定の仕組みや粗利について

現在、金買取の市場や需要は向上していると言われています。そのため、金買取の事業を始めたいと思われている方は多いのではないでしょうか。

しかし、金買取の需要が高いとは言われているものの、本当に需要はあるのかと疑問に思うこともあるでしょう。また、実際に買取業者を考えるときに、買取価格の仕組みや、粗利についても気になる方もいるでしょう。

そこで、今回は金買取依頼が増えている理由や、買取価格の仕組み・粗利について解説していきます。

「終活」や「遺品整理」による金買取需要の増加

現在、金の買取需要は増加しています。

実はその理由のひとつとして、全国的な高齢化の影響があります。

今までは、故人の片づけは遺族が行い、掃除や不用品の処分を個人で行うことが一般的でした。ただ最近では「残された家族に迷惑や手間をかけたくない」という故人の意向や「仕事が忙しくて、片づけに時間を取ることができない」という遺族の事情などから、生前に亡くなることを考えて整理を行う年配の方やご家族が増加している傾向にあります。

このことから、今では「終活」や「遺品整理」の依頼が増え、遺品整理業者や不用品回収業者の需要が増えています。

それと同時に「金買取業者」の需要ももちろん増えています。

これは、終活や遺品整理をしたときに、指輪やネックレスなど貴金属ジュエリーとして金が出てくるというケースも増えていて、「遺産として引き継いだ金を売りたい」と考える顧客が増加しているからです。

買取サービスを提供している不用品回収や不用品買取などの業者は、回収品の中で買取可能なものがあれば買取、または買取が可能なもののみ査定をして引取りをしています。

金については、これらの業者は買取を行っていない、または、顧客が不用品買取業者に金買取を依頼しない場合があります。なぜなら、金には明確な基準となる相場が存在するので、「一般的な不用品」と「金」の査定方法が異なるためです。

金買取は明確に査定を行う知識や技術が必要になるため、顧客は信頼できる金買取業者に依頼するケースが上昇しています。

金買取の仕組み

前述したように買取需要が増加している「金」ですが、買取価格はどのように決められているのでしょうか。

まず、金買取価格を定めるのに大切なのが

販売価格をチェックして正確な価格を把握すること

買取価格はどのように決められているか知識を深めること

この二点です。それぞれについて解説していきます。

まず金相場をチェックしよう

金の市場は、相場を明確に確認できます。

ただ、金の価格は日々変動するため、販売価格は常にチェックが必要です。

日々変動する金の価格は、新聞の東京マーケット欄や東京外為、債券相場欄、経済新聞以外では、大手貴金属地金商で確認することができます。大手貴金属地金商ではホームページでリアルタイムに価格が更新されているので、現在の正確な情報を確認することが可能です。

また、現在の金の価格だけではなく、過去の金の価格をチェックすることもできます。価格変化をチャートで表示しており、今後の価格変動の予想をつけるのに役立てることができます。

買取価格決定の仕組み

金買取価格は「相場」「重量」「純度」「手数料」をもとに計算されます。

  • 相場

相場は前述したように、金の価格はそのときの相場が大きく関係します。

  • 重量

グラムであらわされ、金の重さのことを指します。

  • 純度

金の含有率を指し、24金(99.99%)・22金(91.6%)・18金(75%)・14金(58.8%)など、それぞれの純度があります。

  • 手数料

手数料は買取業者ごとに設定されております。

金の買取価格の仕組みの具体例については以下のとおりです。

  • 金の相場(5,000円/グラム)
  • 査定する金の質量(100グラム)
  • 純度 18K(75%)
  • 手数料(20%)

この場合の金買取価格は「5,000円×100グラム×0.75×0.80=300,000円」になります。

金買取の粗利

金買取業者の経営を検討している方で、金買取はどのくらいの粗利があるのか知りたいという方もいるでしょう。

ここでは前提となる粗利の話から、金買取事業の粗利の計算方法や粗利を増大させるポイントについて解説していきます。

一般的な「粗利」の考え方

粗利は、売上に対してどれだけの利益が出ているかを表す数値のことを指します。

この数値を出す計算は下記のとおりです。

  • 売上髙ー原価=粗利

金買取の粗利の出し方

金買取業者の場合、顧客から金を買取ること自体に利益が出るわけではありません。

買取った金は、「加工して販売する」「加工業者に転売する」「メンテナンスして販売する」といった販売ルートを利用します。買取った後、どのようにお金にするかで売上が大きく変わります。

金買取業者の場合の粗利の計算は下記のとおりです。

  • 売上-買取費用=粗利

売上は「前述した買取後の販売価格」、買取費用は「金買取価格」となります。

金買取業で粗利を増大させるには?

金買取事業で粗利を増やすには相場の動向を確認し、予測する力をつけることが大切です。

金の市場は常に動いているので、買取を行ったあとに、金相場が高くなるタイミングも訪れます。

相場が上がるのか、下がるのか、どのタイミングで売却すればよいかなど、勉強して知識を深めることで、今後粗利を上げることに役立つでしょう。

そのほかにも、宝飾品の買取知識を深める方法もあります。金は宝飾品として出回っていることも多く、そのなかにはブランドものや宝石が装飾されたものなどもあります。

これらを鑑定する知識や技術を身に付けることで、さまざまな買取に対応することが可能になり、仕事が増えることで粗利を増やしていけるでしょう。

まとめ

現在、金の買取りは需要が高く、買取業にチャレンジするにはよいタイミングと言えるでしょう。

今回は金買取の価格設定や粗利について紹介しましたが、これらのことは買取業を経営するうえでとても重要なことになります。

粗利を少しでも増やすために、相場を予想したり鑑定力を上げたりするなど、知識を深めていきましょう。