日本とは違う?海外のリユース事情について

日本とは違う?海外のリユース事情について

現在、地球の環境問題の取り組みとして、「もの」のリユースが世界中で注目されています。

日本には「もったいない」という言葉があるようにリユースが盛んに行われていますが、海外のリユースは、日本のリユースとは少し違うものとなっています。

今回の記事では海外のリユース事情について解説していきます。

これからリユース事業を始めようとしている方や、既に始めている方もぜひ参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.海外のリユースの動き
    1. 1.1.環境問題から始まったリユース
    2. 1.2.国内生産力の理由から始まったリユース
  2. 2.海外で人気のリユースはどのようなもの?
    1. 2.1.アメリカ/beacon’s closet(ビーコンズクローゼット)
    2. 2.2.フランス/Vestiaire Collective(ヴェスティエール・コレクティブ)
    3. 2.3.Facebook
  3. 3.海外で人気!日本のリユース製品
    1. 3.1.車・バイク・自転車(電車)
    2. 3.2.家電製品
    3. 3.3.衣服
    4. 3.4.おもちゃ
  4. 4.まとめ

海外のリユースの動き

海外のリユースの起源は先ほど紹介した環境問題を理由に始めた国のほか、国内生産力の低さを理由に始めた国があります。

ここではその二つに分けて海外のリユースの動きを紹介していきます。

環境問題から始まったリユース

環境先進国であるスウェーデンでは、リユースにも力を入れています。

スウェーデンではビンや缶、ペットボトルを回収機に入れることで、購入代の一部が返ってくるデポジット制度を採用しています。

日本でもこの回収機は稀に見ることがありますが、日本の場合ビンや缶以外は全てリサイクルに回されます。

一方、スウェーデンではペットボトルまで洗って再利用されるため、リサイクルの際に出るCO2までも削減されているのです。また、スウェーデンのリサイクルショップはLOPPIS(ロピス)と呼ばれ、都会でも地方でも多くの国民に利用されています。

アメリカでも環境問題は注目されており、リユースが各地で行われています。

1970年代からガレージセールやヤードセールと呼ばれる家庭内の不用品をほかの人に安く売ることがリサイクル運動のひとつとして盛んになりました。

約50年前から続くこの運動は現在まで続いており、多くの人が一か所に集まって行うフリーマーケットのようなものも開催されています。

また、アメリカのリサイクルショップであるグッドウィル(Goodwill)はNPO団体によって運営されており、店に並ぶ商品は全て寄付でまかなわれています。そのため全ての商品を、安く購入できるため人気となっているのです。

国内生産力の理由から始まったリユース

キューバがリユースで有名なことはご存知でしょうか?

キューバはかつてキューバ危機によって、極端なもの不足を経験した歴史があるため、ものを長く使う文化が生活に浸透してています。

現在ではもの不足は回復し、リユース市場にはブランドものや、高級アクセサリーなども並んでおり、盛んに取引が行われているようです。

フィリピンは生産力が極端に低いわけではありませんが、外国で不要となった商品を輸入して販売するリユースが盛んに行われています。

日本から輸入される商品も人気があり、特に家電や自転車などは大きな需要がある国となっています。

海外で人気のリユースはどのようなもの?

海外のリユースは、仕組み自体、日本のリユースとあまり変わりません。

しかし、デポジット制度やガレージセールなど特有のリユース文化があり、国によって少しずつ違いが出てきます。

ここからは海外で人気のリユース企業をご紹介していきます。

アメリカ/beacon’s closet(ビーコンズクローゼット)

(引用: beacon’s closet|greenpoint

ニューヨークに4店舗を構えるbeacon’s closetはニューヨークで最も人気のある古着のリユースショップです。

品ぞろえが豊富であることに加え、平均10ドルから40ドルと安い金額で古着を販売しているため、ニューヨーク市民はもちろん観光客にも人気となっています。

特にハイブランドを扱っているわけではありませんが、商品と顧客を多く抱えることで、商品の移り変わりが早く、回転率がよいことが成功の理由のひとつです。

商品買取の際は、商品の販売価格の35%の現金か、店で使えるクーポンとの交換であれば55%の金額で買取を行うなど、売り手を買い手にする工夫がされています。

フランス/Vestiaire Collective(ヴェスティエール・コレクティブ)

(引用:Vestiaire Collective)

日本でもフリマアプリは人気ですが、フランスにおいてもフリマアプリは人気のものとなっています。

特にVestiaire Collectiveは150万人の利用者数を誇り、出品した商品の約半数は1週間以内に売れる人気フリマアプリです。

日本のフリマアプリとの違いは、商品の取引が消費者同士で直接行われずに、一度企業を仲介し、品質チェックをしたあとに買い手に発送されるシステムを採用していることが挙げられます。

Facebook

現在はSNSが普及しているため、SNSでものをリユースする人が世界中にいます。

Facebookには販売機能が付いており、グループ内で商品を簡単に売買することができ、地域や学校などでリユースのコミュニティが作られていることも多くあります。

この機能は日本でも利用ができるため、気になる方はこの機会に利用してみてはいかがでしょうか?

海外で人気!日本のリユース製品

ユーズドインジャパンという言葉をご存じでしょうか?

日本製のものは頑丈で長く使えると海外で人気があります。

しかし実際は日本製でなくても日本で使われたものであれば海外では人気商品となることもあるようです。

車・バイク・自転車(電車)

東南アジア諸国へ旅行に行ったことがある方なら、外国で走る日本車や、バイク、自転車を目にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

日本車はもともと世界中で利用されていますが、国によっては日本車に乗ることが一種のステータスとなっており、中古車の需要がとても高くなっているのです。

また、日本製の乗り物全般が海外に輸出された際、日本語表記の塗装やシールはユーズドインジャパンの証拠となるということで、そのままの状態で利用されることがあります。

そのため、日本の電車がそのまま走っていることや、日本の防犯シールが貼ってある自転車は外国でも見ることができるのです。

家電製品

車と同様に、日本製の家電製品も長く安心して利用できると評判です。

日本のリユースショップでは、10年間使っていたテレビや冷蔵庫などを持ち込むと買取してもらえないことが多いのではないでしょうか。しかし、海外に展開しているリユースショップであれば、買取してもらえることがあります。

現在日本では液晶テレビが主流となっていますが、国によってはブラウン管のテレビが現役で使われている国もあります。日本にとって古いものでも、外国では現役で使われているものが家電製品に多いということがわかります。

衣服

日本の服は頑丈で、ほかの国のものよりも比較的長く着用できるため人気です。また、日本では下着は一般的にリユース対象外となっていますが、海外ではリユース対象となっています。日本では破れるまでひとつの服を着るという機会はほとんどなくなりましたが、破れていなければ着ることは可能です。

捨てられてしまう服も、リユースでほかの人に使ってもらえれば、長く利用してもらえることになります。

おもちゃ

子どもの頃に遊んだおもちゃは、ほとんどの場合自分にとって不要なものとなってしまいます。

日本国内では新たなおもちゃが常々発売されるため、過去のおもちゃが生まれ続けてしまいますが、外国では長く遊んでもらえるかもしれません。

特に日本製のおもちゃは壊れにくいことが多く、耐用年数も比較的長く設計されています。

日本国内でも古いおもちゃには需要がありますが、需要が見つからない古いおもちゃも数多く存在します。それらを捨ててしまうのではなく、需要がある海外にリユースすれば、また遊んでもらえるかもしれません。

まとめ

リユースは世界中で行われており、方法は違っても自分に不要になったものを必要としている人に受け渡すということには変わりありません。

現在日本国内のリユースが注目を集めていますが、この機会に海外のリユースにも目を向けてみてはいかがでしょうか?