リユース市場におけるフリマアプリとリユースショップの比較

リユース市場におけるフリマアプリとリユースショップの比較

最近は、不要になったものをほかの人に中古品として再利用してもらう「リユース」が注目されています。

そのためリユース市場は年々大きなものとなっており、今後もさらに拡大することが見込まれています。

現在リユース市場で主流なものといえば「フリマアプリ」や「リユースショップ」ですが、二つは同じ市場に存在するも、特徴が異なります。

今回の記事では、この二つを比較して解説していきます。

これから不要なものを売ろうと考えている方や、リユース市場に参入しようとしている方はぜひご参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.リユース市場の現状
  2. 2.「C to C」のフリマアプリ
    1. 2.1.フリマアプリの利用率
    2. 2.2.フリマアプリ業界の現状
    3. 2.3.フリマアプリ利用の流れとシステム
  3. 3.「B to C」のリユースショップ
    1. 3.1.リユースショップ利用率
    2. 3.2.リユースショップ業界の現状
    3. 3.3.リユースショップ利用の流れとシステム
  4. 4.まとめ

リユース市場の現状

近年中古品が人気を集めるようになり、市場も成長する傾向にあります。

平成27年に環境省によって行われた調査によると、市場規模は3兆1千億円規模という結果が出ており、国内においても無視できない市場規模となっているのです。

(参照:株探│眠る”お宝”に成長余地、7.6兆円市場で輝く「リユース」

現在リユース業界には、大きく分けて「C to C」と「B to C」の二つの業態が存在します。

店舗を介さずにリユース品を売り手と買い手で直接やり取りをする「C to C」の業態は、最近になって急激に発展してきています。インターネットやスマートフォンの普及によって、利用者が増加しているフリマアプリは「C to C」に当てはまります。

リユースショップがリユース品の買取・販売を行う「B to C」の形態は、かつてはリユース方法の主流でしたが、近年では、フリマアプリの人気に少し押されています。

ここからは、「C to C」のフリマアプリと「B to C」のリユースショップについて詳しく解説していきます。

「C to C」のフリマアプリ

最近テレビCMでもよく見るフリマアプリは、若い世代や女性を中心に人気のサービスです。

最も人気のフリマアプリの現状場合は、国内ダウンロード数7,500万件を突破し、数多くの人に利用されています。

ここではフリマアプリの現状について紹介していきます。

フリマアプリの利用率

2018年に行われた、市場調査メディアの「フリマアプリの利用実態の調査」によると、フリマアプリの利用率は25%で、90年代から続くインターネットオークションの利用率とほぼ同数となっています。また、利用率は若年層になるほど高くなり、特に10代女性の利用経験率は56.7%と半数以上の割合です。

その理由として、「スマホのみで出品・決済ができる」「登録・出品に手数料がかからないこと」などの「手軽さ」が挙げられ、高校生の間では「良いお小遣い稼ぎ」となっているのです。

リユースショップに比べ、商品を出品するハードルが低いこともフリマアプリの特徴のひとつです。

(参照:HoNote|フリマアプリに関する利用実態や意識を調査

フリマアプリ業界の現状

現在フリマアプリ業界では、宣伝力の高い大手企業の独占状態となっており、新規のフリマアプリが参入する余地がない状態になっています。

特に人気が確立されたフリマアプリの場合はサービス開始から1年で、約2倍のペースでユーザーが増加しており、昨年5年目にして流通総額は1兆円を突破しています。

フリマアプリ利用の流れとシステム

フリマアプリ利用の流れは以下の通りです。

  1. 利用登録
  2. 商品の撮影
  3. 商品情報・金額の登録
  4. 購入者決定(交渉)
  5. 梱包発送
  6. 振り込み

フリマアプリは利用者同士で取引され、そのうちの数%が運営側の利益となります。

商品の取引は利用者同士で行われますが、振り込まれる際は、運営を仲介して振り込まれるエクスロー決済システムを採用しています。

エクスロー決済システムには、個人情報保護や支払いトラブルなどの発生を防ぐ効果があり、フリマアプリを安心して利用できる工夫が施されているのです。

また、フリマアプリの決済では、運営側の利益が決済額の数%と決まっているため、売却額と購入額に大きな差が生まれず、出品者側は高く、購入者側は安く購入することが人気の理由のひとつです。

「B to C」のリユースショップ

リユースショップは、さまざまな商品を取り扱う業者もありますが、あるジャンルに特化した専門分野に強いことが特徴です。

リユースショップ利用率

2015年に行われた環境省の調査によると、国内のリユース市場全体の約6割が「自動車」「バイク・原付バイク」で占められています。

これら自動車関連の売却にあたっては、さまざまな手続きやプロによる査定が必要ということもあり、自動車買取の専門店にて売却される場合が多いです。

しかし、自動車関連を除く残り3割の商品は、現在フリマアプリに押され気味という傾向があります。

(参照:経済産業省|データで見る消費者とリユース

リユースショップ業界の現状

大手古本・中古家電販売ショップでは、2010年から2018年にかけて300店舗以上を閉鎖しています。

ネットオークションやECサイトのマーケットプレイス、さらにはフリマアプリの登場によって、商品買取が難航し、品ぞろえの充実度が下がり、利用率も下がるという悪循環に陥ってしまっているのです。

フリマアプリに押され気味なリユースショップ業界ですが、なかには業績を上げ続けている企業も存在します。

それらは、プロによる査定が必要なブランド品や貴金属の買取業者や独自のECサイトを強化している企業、フリマアプリのように簡単に売却できるサービスを展開している企業です。

リユースショップ利用の流れとシステム

リユースショップといえば、直接店舗にものを持ち込み買い取ってもらうという流れでしたが、現在は、ほとんどの業者で宅配買取といったサービスが行われています。

リユースショップ利用の流れは以下の通りです。

  1. 申し込み
  2. 商品の梱包・発送(集荷)
  3. 査定総額の確認
  4. 振り込み

リユースショップの場合、購入者が決定する前にものを買い取り、在庫を増やして不特定多数の顧客に売却します。

すなわち、運営にあたって、在庫を抱えるための店舗(倉庫)維持費や人件費など、さまざまな費用がかかるため、「安く買い取って、高く売る」必要があります。

売却者にとっては、フリマアプリといった消費者同士の取引と比べ、高く売ることができないというデメリットがありますが、売りたい時にすぐ売れるというメリットがあるため、すぐに引き取ってもらいたい場合にもよく利用されています。

また、複数のものを売却する場合、売却数に応じて買取価格が高くなるというキャンペーンが行われていることもあるため、複数売却の際は、リユースショップを利用したほうがお得になる場合もあります。

まとめ

現在、フリマアプリとリユースショップでは、前者のほうが勢いはありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

これからものを売却しようとしている方やリユース市場に参入しようとしている方は、この二つのタイプの違いをよく覚えておきましょう。

リユースは不要なものを売れるという経済的なメリットだけでなく、CO2や資源を削減できるという環境的なメリットもあります。

フリマアプリへの出品やリユースショップでの査定だけなら無料でできます。

身の回りにある不要なものも、ほかの人にとっては価値があるものかもしれませんので、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?