金貨を知ろう!種類や地金との違いについて

金貨を知ろう!種類や地金との違いについて

金といえば地金で所有するものと想像する方もいるかもしれませんが、現在ではさまざまな金貨が流通していて、金貨で金の所有をしている人もたくさんいます。

金貨は、ものによって比較的手に入りやすく、記念品でも出回っていることから、手元に置いてある方もいらっしゃるでしょう。

ただ、手元にある金貨がどのようなもので、そもそも地金とどんな違いがあるのかを具体的に理解している方は意外と少ないのではないでしょうか?

今回は、金貨の種類や購入方法、資産として考えたときの地金との違いについて紹介していきます。

目次[非表示]

  1. 1.金貨の種類
    1. 1.1.通貨型金貨
    2. 1.2.地金型金貨
    3. 1.3.収集型金貨
  2. 2.金貨はどうやって買う?
    1. 2.1.金貨の購入方法
    2. 2.2.金貨の購入価格って?
  3. 3.付加価値も重要。大判・小判って?
    1. 3.1.大判・小判と金貨の違いは?
    2. 3.2.大判・小判の販売価格は?
  4. 4.購入するなら、地金?金貨?
  5. 5.まとめ

金貨の種類

金貨といってもさまざまあり、代表的なものに3つの種類が挙げられます。

通貨型金貨

通貨型金貨は、世界では金融機関で両替して購入できます。

その価格はさまざまで、基本的には地金の価格より高く設定されていることが多いです。

日本では過去に「天皇陛下御在位六十年記念硬貨」という昭和天皇の在位60年を記念した記念硬貨なども通貨型金貨として発行されていて、世界的に、こういった形式で金貨が販売されるのは珍しく、とても貴重な金貨のひとつです。

地金型金貨

備金型金貨の特徴は、金貨に含まれている金の市場価格に「プレミア」を少し上乗せした値段で販売されます。

時価取引の際は、市場価格に連動して取引されます。地金価値が高いうえ、プレミア性もあるため、「投機」を目的に購入される方が多くなっています。

例)

【メイプルリーフ金貨】

金貨の中でも、一般的といわれているのが「メイプルリーフ金貨」です。

純度99.99%の金貨になります。カナダの王室造幣局が発行するこの金貨には、裏面にカナダの象徴でもある「メイプルの葉っぱ」が刻印されています。

この金貨は1979年から発行されており、表面にはエリザベスⅡ世が刻印されています。

【ウィーン金貨】

続いてオーストリアの造幣局が発行する「ウィーン金貨」です。こちらの金貨も純度99・99%で、非常に高い信頼性を持ちます。

1989年に発行されており、あの有名なウィーンフィルハーモニー管弦楽団をモチーフにしたデザインが施されています。バイオリンやハープなどの楽器が刻印されていていかにも優雅なデザインで別名「ハーモニー金貨」という愛称でも親しまれています。

収集型金貨

主に、「記念硬貨」など行事に合わせて作られることが多いです。

この金貨は記載された金額が地金価格よりも安く販売されています。通貨としての流通というよりは、「コレクション」を目的として流通しています。

例)

【愛・地球博の記念金貨】

愛・地球博の開催を記念して作られました。1万円の額面に対して4万円で販売されました。ほかにも、1000円銀貨・500円黄銅貨の3種類が発行されました。裏面には博覧会のシンボルマークが印刻されています。

【長野オリンピック記念コイン】

1998年に長野県で開催された「冬季長野オリンピック」でも記念金貨が流通しました。

3つのデザインが流通しており、「スケート」「フィギュアスケート」「スキージャンプ」の各種目が中心で描かれており、どの金貨の裏側にも長野県の県花である「りんどう」が描かれています。

このほかにも世界中にはたくさんの金貨が発行されています。

デザインも凝ったものが多いのでコレクターたちに大変な人気を博しています。

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金貨はどうやって買う?

様々な種類のある金貨ですが、実際にどういった購入方法があるのか気になりますよね。

また、初心者の方は特にどんな種類を購入したらいいか迷うかと思います。そこで、有名な金貨である「メイプルリーフ金貨」「ウィーン金貨」の2つについて購入方法について詳しく紹介していきたいと思います。

金貨の購入方法

金貨を購入する方法は大きく分けて3つ方法が存在します。流通の多い「メイプルリーフ金貨」「ウィーン金貨」も今から紹介する場所で、購入することができます。

【地金商】

貴金属取扱店などで、金貨は販売されています。こういった場所は、専門店ということもあり、信頼性をしっかりと備えているため、安心して購入できるでしょう。

【百貨店】

百貨店に金貨を売っているのか?と考える方も多いかと思いますが、実は百貨店は金貨を取り扱っています。百貨店直営と取扱店が百貨店に入っている2つのパターンがありますが、どちらも信頼のできる購入場でしょう。

しかし、専門店ではないため「在庫切れ」などの場合があります。そうなると、購入後すぐに持ち帰ることができないです。また、百貨店共通の商品券なども使用できないことが多いので、注意してください。

【通販】

近くに「専門店」「百貨店」が近くにない場合、金貨をネット通販で購入することができます。実際に遠くの店舗に赴く必要がないため、気軽に金貨を購入することができますが、いくつか注意点も存在します。

ネット通販で購入する場合、クレジットを使用して「手間なく」買い物ができるのがメリットですが、金貨はクレジットで購入することができません。

そのため、金額を振り込んでから金貨を発送する仕組みになります。手間が少し取られることを覚えておきましょう。

さらに、注意してほしい点は実物を見て購入できないところです。

金貨は、状態によっては「プレミア」が付くことがあり、それによって金額が変わってきます。実際に金貨を見て購入できれば、傷の有無を見分けることができます。

しかし、通販の場合それができないので、傷が見つかった場合、プレミアの価値は失われてしまいます。

金貨の購入価格って?

金貨はどこで購入するかわかったところで、次は「購入価格」について見ていきたいと思います。

世界各国で流通している金貨は、今なお「通貨」として使用できます。

しかし、実際に流通している場面は見たことがないですよね。

なぜなら、金貨は「通貨」として使用するよりも「金」として扱った方が、価値が高いからです。

金貨の価格を決めるのは「金の価値と重さ」です。この2つが優れているほど、高く買取をしてもらうことができます。

コイン名称
サイズ
税込小売価格

税込買取価格

(プラチナ有)

地金再生買取価格

(プラチナ無)

ウィーン金貨

1オンス
164,902円

150,896 円

143,728 円

1/2オンス

84,021円

76,885 円

71,864 円

メイプルリーフ金貨
1/4オンス
43,468円

38,556 円

35,376 円

1/10オンス
17,799円

15,623 円

14,076 円

オンスとは、金貨の重さを表す単位です。

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付加価値も重要。大判・小判って?

日本ではかつて大判、小判などの貨幣が発行されていました。これらも「金」が入っているため、立派な金貨のひとつです。

小判・大判の種類には、例えば豊臣秀吉が統治していた時代には「天正大判」が普及していました。その後、江戸時代には「慶長」「元禄」「享保」「天保」「万延」といった5種類の大判と10種類の小判が発行されており、貨幣として流通していました。

大判は大名への贈答品や献上用として、非日常的な目的で使用されていたのに対し、小判は実用的な貨幣として一般の人々に広く利用されていたのです。

大判・小判と金貨の違いは?

大判・小判と金の違いは、金貨に含まれている金の「割合」にあります。

大判・小判と金貨は、金の含有率が異なります。大判・小判の場合、最も含有率が高いものであれば「85%」ほどですが、含有率が「50%」を切るような大判・小判も多く存在します。

金貨と異なり、「金」そのものの価値としてはあまり高くありませんが、大判・小判の種類によってはプレミアが付いており、驚くほど高値で売買されています。

一方、現在購入することのできる金貨には99.9%以上の金が含有されており、金そのものの価値もしっかりとあります。

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大判・小判の販売価格は?

金の量が多いものほど、高い値段で取引されます。

また金の価値というより、大判・小判の貴重性からプレミア価格で売買されることも多くあるそうです。

例えば1588年に発行された天正菱大判は、当時40,000枚が発行されました。現在の相場は100万円から、高いと1億円もの値段で売買されることがあります。

しかし、この時代より古く同じ金の量を含む「慶長小判」は、「天正菱大判」よりも安い金額で取引されます。なぜなら、「慶長小判」は「天正菱大判」よりも多く流通していたからです。その時代の、「流通量」「発行量」で金額は大きく左右されてきます。少なければ少ないほど、高額になる可能性が高いでしょう。

また、大判・小判はアンティークショップや古銭を専門的に取り扱っているお店で購入することができます。

購入するなら、地金?金貨?

金貨の特徴や種類を紹介してきましたが、金を所有したい場合「地金」といった種類もあります。地金とは、インゴットと呼ばれる金でできたスティック状のものを指します。地金・金貨どちらも金としての価値は同じですが、購入したいのであれば、地金がおすすめです。

その理由として、金貨の販売価格には金そのものの価格にプラスして、デザイン料や加工料などの経費が上乗せされており、金地金の場合は小型塊製造費用が上乗せされています。

手数料が上乗せされているのは金貨、金地金ともに同様ですが、金貨、金地金ともに重量が大きい方が、手数料が割安になることを考えると、一度にたくさん購入することができる地金を購入した方が割安になるのです。

また、純粋に資産として金を購入したい人にもおすすめです。その理由として金貨よりも、プレミア分が割高になります。また、金貨と地金を同じ量購入する場合地金の方が、1g当たりの値段が安くなるためです。一方で、携帯するには不向きなので、常に持ち運びたい方は、金貨がいいでしょう。

まとめ

地金などの種類よりも、目や手にすることが多い「金貨」は世界各国で、多くの種類が出回っていることがわかりましたね。

また、手元に金貨がある場合しっかりとした管理が大切です。

なぜなら、金貨を売却する際に傷があるかないかで価格が変わってくるからです。

コレクションではなく、売却を視野に入れている場合は今一度、管理方法に気を付けましょう。