金箔は、本物の金なの?値段や種類について

金箔は、本物の金なの?値段や種類について

金の取引価格が高くなっている近年、投資として新たに金を購入したり、家に眠っていた金の売却を考えたりする人もいるでしょう。

金には様々な種類がありますが、もし金箔が家にあったら、金として売却することができるのでしょうか?

そこで今回は、金箔とはどのようなものか、金として売ることができるのかなどについて紹介していきます。

目次[非表示]

  1. 1.金と金箔は同じもの?その歴史
    1. 1.1.金箔の種類 ~縁付~
    2. 1.2.金箔の種類 ~断切~
    3. 1.3.歴史
  2. 2.洋金箔は、金ではない!真鍮製の洋金箔について
    1. 2.1.赤口
    2. 2.2.青口
  3. 3.純金箔は金?色々混ざっていても売ることはできる?
    1. 3.1.金箔は売ることはできる?
    2. 3.2.金箔はいくらくらいで売れる?
  4. 4.まとめ

金と金箔は同じもの?その歴史

料理の上に飾られていたり、屏風や装飾品などに使用されていたりすることで、身近なものである金箔ですが、金箔とはいったいどのようなものなのでしょうか?

金箔の歴史は古く、その作り方によって見た目や価格、色味などが異なることがあります。ここでは、金箔の種類や、金箔の歴史について紹介していきます。

金箔の種類 ~縁付~

金箔には、その作り方の違いによって、2つの種類があります。

まず1つ目は「縁付」と呼ばれる金箔です。

縁付は、手すきの和紙に、柿渋や卵白、わら灰などを染み込ませた後、紙を叩いてしめる作業を繰り返します。金箔を打てるようになるまで3か月半~半年ほどかかり、その後、1枚ずつ切っていきます。

こうして完成した縁付の金箔はとても薄く、金箔と金箔の境目がわかりづらい、和紙のような落ち着きのあるものになります。

縁付の金箔を作るには、様々な手順を踏むため、見た目も高級で、価格も必然と高くなります。

金箔の種類 ~断切~

2つ目の種類は「断切」と呼ばれる金箔です。

断切の金箔は、縁付で使用される和紙とは異なり、洋紙にスミを塗ることで作られます。

また、縁付が一枚一枚同じ大きさに切っていく作業で作られているのに比べ、断切で作られる金箔は一枚ずつ切らずに、一気に同じ大きさに切られます。

縁付と比べると作業工程が少なく、安価であるという特徴があります。

歴史

金箔の歴史は古く、中国から伝わった技術が日本でアレンジされ定着されたといわれています。金箔は、飛鳥時代ですでに寺院や仏像などを装飾するための重要な装飾として使われてきました。

縁付は、昔から金箔を作るために使用されてきた伝統的な手法です。

しかし昭和に入ると、金箔の需要が急激に増え、供給が追い付かなくなったことで、金箔を作る手順を簡略化した安価な断切と呼ばれる金箔が誕生しました。

洋金箔は、金ではない!真鍮製の洋金箔について

金箔と聞くと、金をたたいて薄くすることで作られていると感じますが、実は金が全く入っていない金箔も存在しています。金が入っていない金箔は、「洋金箔」などと呼ばれ、主に真鍮を使用して作られています。

洋金箔は、高価な金箔の代わりとして明治時代頃から使用されるようになりました。

洋金箔の金の色は、銅と亜鉛を混ぜ合わせることによって作り出されていて、金だけで作られた金箔と一見では見分けがつきません。この銅と亜鉛の配合を少しずつ変えることで、色味を変えることもできます。

洋金箔には金が使われていないことから、金が入っている伝統的な方法で作られた金箔よりも非常に安価であり、手が出しやすいので様々なものに使用されています。

現在では、豪華な雰囲気を醸し出すために額縁や屏風などにも使用されていることがあります。また、この他にも、製本や印刷、インテリアなど、幅広い分野で使用されています。

この洋金箔は、銅と亜鉛の配合によって、赤みの強い「赤口洋箔」と、青味の強い「青口洋箔」に分けることができます。

赤口

亜鉛と銅を配合して作られた洋金箔の中でも、銅が約89パーセント、亜鉛が約11パーセントで配合を行うことにより、赤みの強い赤口洋箔を作ることができます。

青口

洋金箔の中でも青味の強い青口洋箔には、銅が約85パーセント、亜鉛が約15パーセントの割合で配合されており、赤口よりも赤みが少なく綺麗な金色の金箔です。

このように、金が使用されていない金箔は日本でも広く使用されており、「金箔を購入する際には金を薄く延ばして作られた金箔なのか」、または「真鍮と銅を配合して作られた金箔であるのか」をしっかり確かめることが重要です。

純金箔は金?色々混ざっていても売ることはできる?

金の価格が高くなっている近年、価値が下がってしまわないうちに金の売却を考える人も多く存在しているでしょう。

金の売却と聞くと、金地金やゴールドバーなどと呼ばれているインゴットの売却や取引を思い浮かべることがほとんどではないでしょうか。

インゴットであれば、重さもあり、純粋な金であるため売却しても高値が付くことはわかりますが、金箔のような薄くて軽い金の場合には、売却することはできるのでしょうか?

金箔は売ることはできる?

金を伸ばして作られている金箔は、実はきちんと金として買い取ってもらうことができます。まず、金箔を売却するときには、買取りを行っている業者などに持ち込みをします。

持ち込みされた金箔は、まず買取業者によって金の純度が調べられます。金箔には、純粋に金だけではなく、不純物なども混入していることが多々あるからです。

この不純物の中には、銀や銅、真鍮、塗料などがあり、見た目だけでは金の純度はわからず値段をつけることができません。

買取業者に持ち込まれた金は、その後、1,000度の高温で金に入っているこれらの不純物と分離する作業がされます。

純粋な金を取り出すと、その取り出された金が何Kであるかを測定し、金箔の買取価格が決定します。

金箔はいくらくらいで売れる?

金箔を買取する際は、一枚での売却は難しく、グラム単位での売却となります。

そのため、ごく少量の金箔では、なかなか売却をすることが難しい場合が多くあります。

また、金箔の買取自体を行っていない業者もあるため、持ち込みをする前にしっかりと確認をしておきましょう。

金箔から不純物などを取り除き、金を取り出した売却価格は、金の相場に応じて取引されます。

このように、金箔のような少量の金であっても、1グラム単位で売却をすることによって、思っていたよりも高く売却することができますので、まずは近くの金の買取業者が、金箔の買取を行っているかを調べてみることから始めてみましょう。

まとめ

今回は、金箔の歴史から種類についてお話してきました。

金箔といっても、金が使われていない場合もあるので、その際は売ることはできません。

しかし、金から不純物を取り除き、金を取り出すことができれば、金として買取することも可能です。

金箔は買取することはできるの?と思われている方は、ぜひ参考にしてください。