色も形も多様性に富んだトルマリンとは

色も形も多様性に富んだトルマリンとは

トルマリンは、他の宝石に比べて発見が遅かったことが影響し、比較的安価で取引されてきました。様々な色や形があるため、他の宝石との区別をつけることが難しい宝石でもあります。色や形などによって、価値の相場が異なるのもトルマリンの特徴です。トルマリンの価値の相場や、偽物との見分け方などについてお伝えします。

目次[非表示]

  1. 1.トルマリンは18世紀に発見された新しい宝石
  2. 2.トルマリンは10月の誕生石
  3. 3.トルマリンは様々な色と形がある
  4. 4.偽物のトルマリンの見分け方
  5. 5.まとめ

トルマリンは18世紀に発見された新しい宝石

トルマリンは、18世紀にセイロン島で発見された、比較的新しい宝石です。色や形が様々な性質を持つ宝石であるため、他の鉱物と間違われていたことも多かったといいます。特に長年、エメラルドと間違われていたと言われています。

他の宝石と間違えられることがしばしばあったトルマリンには、数多くの「間違いエピソード」があります。例えば、ロシアのロマノフ王朝が所有していた「いちごの彫刻」と呼ばれる宝石は、長い間ルビーと間違われてきたトルマリンです。トルマリンは、それだけ見分けるのも難しい宝石だったのです。

トルマリンは10月の誕生石

トルマリンは、10月の誕生石です。10月生まれの人が身につけていると、宝石の持つパワーを最大限に受け取ることができ、幸せになれるといわれています。トルマリンの宝石言葉は、「安楽」「忍耐」などです。この言葉が表すように、トルマリンは、心身を安定させる効果のあるパワーストーンとしても人気があります。

トルマリンは電気を帯び、マイナスイオンを発生させるという性質を持ちます。マイナスイオンは、空気清浄機にも採用されているように、空気をきれいにすることで心身の浄化を図る物質です。心身が安定すると、ストレスの緩和が期待できるでしょう。またトルマリンは、体をリラックスさせることによって、安らかな眠りにつけるパワーが期待できる石としても知られています。

このようなトルマリンのパワーは、昔から利用されてきました。古くからトルマリンが神聖な儀式に利用されたり、病気の治療に用いられたりしてきたのです。そういったことからも、現在はパワーストーンとしても人気の高い宝石として後押しされていると推測されます。トルマリンが電気を帯びる性質を有していることから、日本語で表現すると「電気石」とも呼ばれています。

トルマリンは様々な色と形がある

トルマリンは色だけでも、透明なクリア、ホワイト、ピンク、イエロー、ブルー、グリーン、ブラックなど様々な種類があります。トルマリンを作り出す成分が複雑で、その掛け合わせで様々な色が出ているのです。

このようにトルマリンは、様々な色と形があることから、昔は他の宝石としばしば間違われてきました。また、比較的取引価格が安価だったことから、宝石を模す「イミテーション」として利用されていたこともあります。

しかしトルマリンの中でも、希少性の高い「パライバトルマリン」と呼ばれるトルマリンがあります。このトルマリンは、鮮やかなブルーやグリーンが特徴です。一度見たら、その美しさを忘れることができないといわれているほどです。

この美しい輝きを持つパライバトルマリンは、ブラジルのパライバ州で多く採石されていたことから名付けられました。現在は、ナイジェリアやモザンビークなどで採石されています。パライバトルマリンで重要視されるのは、色の要素。そのため、色が薄くなると値段も低く算定されます。

トルマリンは、色と形が違えば、その価値も大きく異なってきます。宝石の価値はカラットとクラスによって異なりますが、例として、同じ3カラットのAクラスで相場を比較してみましょう。最も価値が高い「パライバトルマリン」は、約150万円で取引されています。ルベライトと呼ばれるレッドトルマリンは、1万5000円程度で取引されています。グリーントルマリンは4500円程度。同じトルマリンで、クラスやカラットが同じでも、種類が異なるというだけでこれほどの開きがあるのは驚くべきことです。

偽物のトルマリンの見分け方

トルマリンは色や形が様々で、他の宝石と見分けがつきにくいため、偽物も多く流通している状態にあります。どのように偽物と区別したらいいのでしょうか。偽物とトルマリンの区別するための見分け方は、トルマリンが電気を帯びる性質を利用する方法が多く採用されています。トルマリンは、温めたり軽くこすったりするだけで、電気を発生させる性質を持ちます。

トルマリンかどうかを調べるために、手で軽くこすったり、温めたりするのが主流の見分け方です。トルマリンと思われるものを、電気を帯びた状態でほこりの多い場所へ置くのです。トルマリンならば、静電気が発生しているため、ほこりがつくでしょう。しかし、電気が発生しない他の宝石ならば、ほこりはつきません。

また、天然のトルマリンを取引する場合は、鑑定書の存在を確認するのも、偽物と見分ける重要な手続きです。天然のトルマリンで大きく価値の高いものは、鑑定書が存在します。買い取りの際は鑑定書を要求することをおすすめします。

まとめ

トルマリンは10月の誕生石になっていますし、パワーストーンとしても人気があり、色や形状も幅広く、他の宝石と区別することが難しいものです。「高値で買い取ったら偽物だった」とならないよう、しっかりと鑑定する必要があります。買い取りや査定についてお困りの方はお気軽にお問い合わせください。