金は貯蓄に向いている?銀行預金との比較

金は貯蓄に向いている?銀行預金との比較

目次[非表示]

  1. 1.銀行への預金と金での貯蓄の特徴
    1. 1.1.銀行への貯蓄
    2. 1.2.金による貯蓄
  2. 2.元本保証の貯蓄は、安心できる?
  3. 3.金は元本保証?貯蓄としてのリスクは
  4. 4.貯蓄に金が選ばれる理由。ローリスクな貯蓄・投資方法
    1. 4.1.取引価格が安定している
    2. 4.2.デフォルトリスクがない
    3. 4.3.誰でも始められるローリスク投資
  5. 5.投資のポートフォリオの1つとして金を組み入れよう
  6. 6.まとめ

今、貯蓄方法のひとつとして「金」を選ぶ人が増えています。金は、経済の変動によるインフレやデフレの影響を受けにくく、価値が大きく変わりづらいことがメリットのひとつです。
リスクが低いことや価値が変わりづらい安心感などは、貯蓄には適していると言えるでしょう。

「金の積み立てや貯蓄が人気なのは知ってるけど、なかなか踏み出せない……」そんな方も多いでしょう。

では、金の貯蓄は、銀行への預金とは具体的にどう違うのでしょうか?
今回は、お金の貯蓄に悩んでいる方に向け、金の貯蓄方法や投資方法を詳しく解説していきます。

銀行への預金と金での貯蓄の特徴

まずは、銀行預金と金での貯蓄の違いを知っておきましょう。

銀行への貯蓄

現金などの資産であれば、銀行に貯蓄することによって一定の利息をもらいながら貯蓄をしていくことができます。定期預金や自分のペースで貯蓄する方法で、多くの人が利用しているので馴染み深いでしょう。しかし、磐石に見える銀行でも破綻してしまうリスクがあり、インフレによる貨幣価値の低下もあり得ます。そのため、普段何気なく使っている銀行での貯蓄でも、少なからずリスクがあることを忘れないでください。

金による貯蓄

金での貯蓄は、インフレなどの影響を受けにくく、全世界共通で価値のあるものとして扱われています。金と聞くと、お金持ちが集めるイメージがあるかもしれませんが、一般の方でも手軽に金を扱うことができます。

金の貯蓄方法として、金地金、金貨、純金積立、金関連ファンドといったものが一般的に知られており、とくに昨今では、金関連のファンドに定期的に投資し、貯蓄していく方法が流行しています。

元本保証の貯蓄は、安心できる?

まずは、銀行などで貯蓄する場合に重要な、「元本保証」について解説します。例えば、10万円を銀行に預けた場合、この10万円が元本となります。これは銀行によって保証されており、預けた10万円から金額が減らないことを保証していることになります。これが、元本保証です。銀行預金に対する元本保証は、法律によって認められていますが、あくまで銀行側が保証するといっているだけで、担保などはありません。

元本保証に基づき、預けた金額が減らないことは銀行によって保証されていますが、仮に銀行が破綻し倒産してしまった場合はどうなるのでしょう。

まず、銀行は預金保険制度に入っています。これは、銀行が入っている保険で、仮に銀行が倒産してしまっても預金者の預金を払い戻してくれます。ただ、預金者1名あたり1,000万円と、その利息までとされているので、銀行が元本保証を行えるのは1,000万円までということになります。
銀行が破綻することはなかなかありませんが、万が一ということもありますので覚えておいて損はないでしょう。
これは、銀行が破綻してしまった場合の保証なので、従来通りに銀行が機能しているのであれば、1,000万円を超えても元本保証はされていますので安心して利用してください。

金は元本保証?貯蓄としてのリスクは

次は、金の元本保証について解説していきます。

まず、金には元本保証がありません。インフレなどの貨幣価値変動には強いものの、金の相場も日々変動しています。そのため、昨日買った金が、今日になって安くなってしまったということもあります。株などと似たようなイメージを持ってもらえれば良いでしょう。そのときの相場次第では、元々買った金額より価値が下がってしまう元本割れになってしまう可能性もあります。
仮に金で資金運用を考えているのであれば、株と同じく相場が安いときに買い、相場が高いときに売ることが前提となってきます。
また、銀行のように現金を預けていれば発生する利息が、金では発生しません。加えて、株のように配当金が発生することもありません。

手元に金を保管している場合には、盗難のリスクも生じます。銀行への預金とは違うさまざまなリスクが伴い、扱いにくいと思うかもしれませんが、もちろんメリットもあります。世界共通で価値のあるものと認識されているため、どこでも現金化することができます。
そのため、日本でインフレが起こり貨幣価値が下がっても、他の国の貨幣と交換することで資産の目減りを防ぐことができます。大よその目安として、資産の10%~20%を金にして保有することで、万が一という事態が起こっても大事には至らないといわれています。

貯蓄に金が選ばれる理由。ローリスクな貯蓄・投資方法

金が貯蓄に選ばれる理由をいくつか解説していきます。

取引価格が安定している

金は全世界共通で価値がある理由として、インドや中国などの経済成長を続ける国での金の需要が高いことが挙げられます。また、金を採掘するのに1オンスあたり1,000ドルほどの費用が掛かります。この費用の価値を下回ってしまうと、金の生産が止まってしまうので、1オンスあたり1,000ドルという最低ラインは世界共通の認識として守られています。
金の取引価格が安定しているのは、恐慌が起こったときや政治的理由で貨幣価値が下がるときに対応するためです。日々の価格はそれなりに変動しているので、いきなり多くの金を買うのではなく、少しずつ買っていくことをおすすめします。

デフォルトリスクがない

デフォルトリスクとは、債務者が債務を履行できなくなることをいいます。例えば、銀行の倒産や、株式発行元の会社の倒産などが起こると、預金や証券といったものは価値を失ってしまいます。金は無国籍貨幣といわれているほど、金自体に価値があるものなので、デフォルトリスクは起こりません。

誰でも始められるローリスク投資

昨今では、純金積立というものが流行しています。毎月1,000円から始めることができます。金の相場は日々変わっていきますが、この純金積立では、相場の変動を日割りして月々の支払額に割り当てます。例えば、毎月1,000円積立するとして、金の相場が高いときには少なく購入することになり、安いときには多く購入することになります。小額から利用することができるので、相場変動によるリスクを受けにくいことが喜ばれています。

投資のポートフォリオの1つとして金を組み入れよう

投資のポートフォリオの1つとして金を利用することについて解説していきます。まず、ポートフォリオとは、金融商品を組み合わせて資金運用していくことをいいます。例えば、銀行の預金と同時に、金を保有することで資産の目減りを防ぐことが、ポートフェリオに該当します。預金だけでは、銀行の倒産やインフレなどの資産の目減りを回避することは難しいでしょう。しかし、価格変動の少ない金を保有することによって、このリスクを軽減することはできます。

また、金の価格変動の特徴として、インフレになると価値が上がるといわれています。
貨幣の価値が下がっても金の価値は上がるので、相対的に資産が目減りしないというリスクヘッジになります。金利が上がると金の価値は下がり、金利が下がると金の価値は上がるということです。

金をポートフォリオとして利用するにはこのようなメリットがあります。日本では、政策としてインフレを目指しています。金を買うタイミングが難しくなってきているので、これを機会に純金積立などで金を扱ってみてはいかがでしょうか。
この先、社会で何があるか分からない状態です。資産を守るために、ポートフォリオの一環として金を保有することは1つの選択肢ではないでしょうか。

まとめ

今回は、銀行と比較して金は貯蓄に向いているということが分かりました。貯蓄を考えるときに、まず銀行預金と考えられる方もいると思いますが、金は、取引価格が安定していて、誰にでも始められるローリスクな投資です。
貯蓄を考えていくうえで、今後、経済動向の変動の影響が心配という方は、ぜひ金の投資を考えてみてはいかがでしょうか。