様々な色に光輝くオパールの魅力と種類

様々な色に光輝くオパールの魅力と種類

オパールと聞くと、乳白色ベースで、さまざまな色に輝く様子を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。オパールは、他にもファイヤーオパール、ブラックオパールなどがあり、バリエーションの豊富な宝石です。今回は、遊色効果が楽しいオパールの魅力や言い伝え等をまとめました。オパールの種類や品質に関しても説明します。ご紹介する情報はオパールの買取ビジネスを行う方にとっては基礎的な知識です。すでにご存じの方も、復習を兼ねてぜひ最後までご覧ください。

【目次】

日本名「蛋白石」オパールの魅力とは

サンスクリット語で「宝石」を意味する言葉が語源となっているオパール。その美しい煌めきにより、昔から特別な石として扱われてきたことをうかがわせる語源です。

オパールは、卵の白身のような乳白色のベースから、日本名では蛋白石(たんぱくせき)と呼ばれるようになりました。オパールの魅力は、なんといっても遊色効果(プレイ・オブ・カラー)で、カボションカットされた丸みのある表面に浮かぶ様々な色合いは、ずっと見ていても飽きない深みがあります。

オパールに含まれている微細なシリカが影響して遊色効果が発揮されるのですが、青や緑、オレンジなど多くの色が浮かび上がるオパールは、特に「プレシャスオパール」と呼ばれて、高い値段で取引されます。

オパールの主な産地は、オーストラリアです。他にもメキシコ、エチオピア、ブラジルなど、世界各地で産出が認められます。特にオーストラリアは、オパールの産出量が世界全体の約75%を占める一大産地で、一般的に知られる乳白色ベースのオパールやブラックオパール、ファイヤーオパールの産地として知られています。

メキシコで産出されるオパールは透明なベースが多く、オーストラリア産のオパールとは違う魅力がありますが、特に魅力的なウォーターオパールは、産出量が少なめです。

他の宝石にはないオパールの特徴としては、乾燥を嫌うという一面があります。オパールは水分を含んでいるため、保管する際は適度な湿気のある環境が必要です。熱や光にも弱く、硬度もあまり高くないため、取扱いには注意しましょう。

オパールは10月の誕生石|幸福のお守り石

美しく魅力的なオパールは、幸せをもたらす守護石として昔から愛されてきました。古代ローマでは、聖なる石とも考えられていて、「天使の石」という別名まで与えられるほどでした。

しかし、18~19世紀頃の欧州では、不吉を招く・運が悪いなどと言われて嫌われていた時代もありました。この悪評は、当時流行していた小説の中で、オパールが不吉な印象で表現されていたことが影響していたという説があるそうです。

その後、オパールのあったマイナスイメージを気にせず、オパールを愛し続けたイギリスのエリザベス女王の影響もあり、今日ではオパールのマイナスイメージは払しょくされました。現在、オパールは10月の誕生石として人々に愛され、受け入れられています。

オパールの種類と特徴

オパールにはいくつかの種類があり、それぞれ異なる美しさがあります。オパールの種類と特徴について簡単に見ていきましょう。

【ホワイトオパール】

良く知られている乳白色ベースに、遊色効果が見られる特徴を持つオパールです。主にオーストラリアで産出されます。

【ブラックオパール】

黒いベースに遊色効果が見られる特徴を持ちます。夜空に輝く星のように遊色効果が映えるため、もっとも高い評価が与えられる種類です。黒ベースで赤い遊色効果がはっきりとしており、その他の色もバランスよく見えていると、高く評価されます。

【ウォーターオパール】

無色透明、あるいは少し青みがかったベースに、遊色効果があるオパールです。主にメキシコで産出されます。

【ファイヤーオパール】

赤またはオレンジで、透明から半透明ベースのオパール。遊色効果がないものもある点が特徴的です。遊色効果のない場合は、カボションカット以外のカットが施される場合があります。

【ボルダーオパール】

母岩も一緒になっているオパールの総称で、ブラックオパールに近い色味があります。

オパールの品質評価の基準

オパールの品質評価の基準は、地色、遊色、クラリティ、カット、傷のあるなしによって決まってきます。地色は、遊色効果が映える濃い黒のものが最も高い評価を得ています。遊色では、赤やオレンジなど暖色系の色が入っていると貴重なので、特に相場価格は跳ね上がります。

クラリティでは、透明度の高さとインクルージョンの少なさが評価のポイントです。オパールの種類ごとに透明度の評価は変わります。またインクルージョンも、オパールの魅力を引き立たせるものであれば、逆に評価が高くなる場合もあります。

カットについては、遊色効果を最大限に引き出すように計算されたカボションカットの評価が高いです。オパールはモース硬度が5~6.5と低く、乾燥による割れが入る可能性もあり、傷も重要な評価指標になります。ひび割れてしまうと、残念ながら宝石としての価値はなくなるため、日ごろの保管管理が非常に大切です。

オパールにも偽物は存在します。プラスチックで薄いオパールを挟んで貼り合わせたトリプレット・オパールや、オパールの下部に母岩を貼り合わせたダブレット・オパールはその一例です。これらの偽物と本物の見分け方は、裏を見る、あるいは横を見て層になっていないかをチェックすること。指輪の裏側を隠している場合は、偽物であることを隠している可能性があるので注意が必要です。

まとめ

10月の誕生石オパールについて、その概要と種類、品質などについてご紹介しました。オパールの美しい遊色効果は、時にはマイナスのイメージを持たれることもありましたが、昔から人々を魅了してきたこと、現在ではとても愛されていることは間違いありません。

オパールの種類では、遊色効果が映えるという理由で、ブラックオパールが最も高い価値を得ています。遊色効果がはっきりとしていて、赤やオレンジなど暖色系の遊色があり、他の色の遊色もバランスよく入っているものが高価格です。

オパールは非常に繊細で、適度な水分が必要となり、柔らかく傷つきやすいという性質があるため、取り扱いには注意が必要です。乾燥や衝撃によってひび割れてしまうと、宝石としての価値を失いますので注意しましょう。オパールの買取査定で疑問に思うことなどがあれば、お気軽に当社へご相談ください。


[補足事項]

※天然と同じ化学組成で人工的に作られた合成石も多く出回っているので、注意が必要です。